滋賀県 / 湖北 特別展巡り!①
10月3日
滋賀県湖北地方の観音様が一堂に会す特別展が長浜城歴史博物館と高月観音の里歴史民俗資料館で催されています。
この特別展の開催を知って以来、会期が来るのをずっと待ち続けそしてとうとう訪れることが出来ました。
滋賀県湖北。
観音の里と呼ばれる日本屈指の仏ゾーン。
数々の地方古仏が守られているこの観音の里より両館合わせておよそ80体の観音様がおいでになります。
都仏師ではない地方仏師の手により彫られた仏像や、仏師ならぬ住職や村人などが彫ったやも知れぬ仏像など非常に数多くのバラエティに富んでいながら共通する"匂い"のようなものがある仏像たち。
これでもかと堪能する一日を過ごさせて頂きました。
まず最初の目的地は両館にあらず。
再訪となる石道寺を目指しました。
11時頃到着してみるとなにやら撮影隊の姿が。
どうもTV撮影が行われているらしい。
どこのTV局かは聞きませんでしたがカメラ等の規模から地域放送のケーブル局かなにかかな?

少しだけお堂の外で拝観の許可を待つ。
許可を頂いてお堂に上がらせて頂きおよそ半年ぶりとなる対面を果たしました。
本当に美しく色気がある。
若々しい色気ではない熟女の色気(笑)
艶かしいというのかな。
唇に残る朱の色が魅惑的で表情につやを与える。
垂下した右腕は膝上あたりでそっと親指と中指を結ぶ。
ん~色っぽくて柔らかい。
平安初期の彩色十一面。
羽賀寺の十一面観音と並び立つところを見てみたいなどと贅沢かつ無礼?な妄想をしてしまう。。
そんな特別展ないかなぁ。。
お厨子の向かって右の十一面観音は現在はお留守。
特別展の長浜会場へお出ましになられています。
次に向かったのは高月観音の里歴史民俗資料館。


目玉はやはり千手千足観音。
入り口ど真ん前にガラスケースに収められて出迎えて下さいます。
仏像好きにとて湖北一有名と言っても過言ではない(笑)この千手千足の〝後ろ″を見れる機会です!
珍仏と言っては失礼ですが乃伎多神社 薬師堂の薬師如来、毘沙門天2体などは後補の分厚く塗り固めたような粘土細工のような状態も破損等があっても村でなんとか修復し守ってきたんだなという思いが見て取れてグッとくるものがありますね。
他にも柏原自治会阿弥陀堂の薬師・日光月光・十二神将も素晴らしいです。
薬師如来の地方仏な雰囲気がありながらも翻波式衣紋や腰から腿にかけてのY字の流れなど平安期の特徴が出ているあたり、地方仏師への都仏からの影響が伺い知れたり、もしくは憧れで見よう見まねで模倣したのか、なんともあったかい気持ちになりましt。
保延寺の阿弥陀如来坐像も地方仏的な中尊左尊と洗練されたかっこよさが出た右尊の3体がいらっしゃり また、同仏師かなぁと思えた浄光寺の阿弥陀・薬師立像の2体など、もぉ見所がありすぎてたまりませんでしたよ!
やはり地方仏ってのは身近に感じるというか暖かさを感じるというか、守ってこられた方の想いが伝わってくるような気がしますね!
なんとかもう一度来場したいなぁ。。。
無理かなぁ。。
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滋賀県湖北地方の観音様が一堂に会す特別展が長浜城歴史博物館と高月観音の里歴史民俗資料館で催されています。
この特別展の開催を知って以来、会期が来るのをずっと待ち続けそしてとうとう訪れることが出来ました。
滋賀県湖北。
観音の里と呼ばれる日本屈指の仏ゾーン。
数々の地方古仏が守られているこの観音の里より両館合わせておよそ80体の観音様がおいでになります。
都仏師ではない地方仏師の手により彫られた仏像や、仏師ならぬ住職や村人などが彫ったやも知れぬ仏像など非常に数多くのバラエティに富んでいながら共通する"匂い"のようなものがある仏像たち。
これでもかと堪能する一日を過ごさせて頂きました。
まず最初の目的地は両館にあらず。
再訪となる石道寺を目指しました。
11時頃到着してみるとなにやら撮影隊の姿が。
どうもTV撮影が行われているらしい。
どこのTV局かは聞きませんでしたがカメラ等の規模から地域放送のケーブル局かなにかかな?


少しだけお堂の外で拝観の許可を待つ。
許可を頂いてお堂に上がらせて頂きおよそ半年ぶりとなる対面を果たしました。
本当に美しく色気がある。
若々しい色気ではない熟女の色気(笑)
艶かしいというのかな。
唇に残る朱の色が魅惑的で表情につやを与える。
垂下した右腕は膝上あたりでそっと親指と中指を結ぶ。
ん~色っぽくて柔らかい。
平安初期の彩色十一面。
羽賀寺の十一面観音と並び立つところを見てみたいなどと贅沢かつ無礼?な妄想をしてしまう。。
そんな特別展ないかなぁ。。
お厨子の向かって右の十一面観音は現在はお留守。
特別展の長浜会場へお出ましになられています。
次に向かったのは高月観音の里歴史民俗資料館。



目玉はやはり千手千足観音。
入り口ど真ん前にガラスケースに収められて出迎えて下さいます。
仏像好きにとて湖北一有名と言っても過言ではない(笑)この千手千足の〝後ろ″を見れる機会です!
珍仏と言っては失礼ですが乃伎多神社 薬師堂の薬師如来、毘沙門天2体などは後補の分厚く塗り固めたような粘土細工のような状態も破損等があっても村でなんとか修復し守ってきたんだなという思いが見て取れてグッとくるものがありますね。
他にも柏原自治会阿弥陀堂の薬師・日光月光・十二神将も素晴らしいです。
薬師如来の地方仏な雰囲気がありながらも翻波式衣紋や腰から腿にかけてのY字の流れなど平安期の特徴が出ているあたり、地方仏師への都仏からの影響が伺い知れたり、もしくは憧れで見よう見まねで模倣したのか、なんともあったかい気持ちになりましt。
保延寺の阿弥陀如来坐像も地方仏的な中尊左尊と洗練されたかっこよさが出た右尊の3体がいらっしゃり また、同仏師かなぁと思えた浄光寺の阿弥陀・薬師立像の2体など、もぉ見所がありすぎてたまりませんでしたよ!
やはり地方仏ってのは身近に感じるというか暖かさを感じるというか、守ってこられた方の想いが伝わってくるような気がしますね!
なんとかもう一度来場したいなぁ。。。
無理かなぁ。。

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