奈良県 ・ 光堂寺 「仏縁にて巡り合えた平安古仏の巻」

極楽寺を後にし次の予定地は天理市へと飛び宿院仏師の十一面観音を拝観するのみでした。
しかし実は何度も拝観の電話をかけるも繋がる事がなく諦めていた寺院がありました。

今回の仏像拝観に際し周辺地域の仏像を検索した中で大和郡山市の光堂寺というお寺に県指定文化財の木造四天王像がいらっしゃることを知りこれはどうしてもお姿を拝したいと思い連絡を取ろうとしていたのですが繋がらず。。
断腸の思いで拝観を断念し予定を組んだのですが当日になるとやはり諦めることが出来ない。。
ダメ元で現地へ行ってみよう!と光堂寺へと向かいました。

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光堂寺は村中の一角にひっそりとたたずむ小さなお寺。
訪れるとそこには一台の車が。
もしや人がいらっしゃるのでは?と思い声をかけてみると、中から女性の方が出てきて下さり僕は必死で事情を説明し仏像の拝観をお願いしました。
するとなんと!お許しを頂く事が出来、中へと招き入れて下さいました。

普段は無住である為、拝観等の連絡があっても気づくことがほとんどないのだとか。
幾度連絡を入れても繋がらなかったのはその為でした。
思い切って訪れてよかった。これが仏縁というやつでしょうか。

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通された堂内にはお目当てとしていた四天王像に加えご本尊の薬師如来坐像、十二神将像がいらっしゃいました。
本尊の薬師如来坐像はイケメンでやや鋭い相貌をされていました。
薬師如来は独特な味わい深いお顔ってイメージが個人的にはあるのですがここまでのイケメン薬師は初めて拝んだかも(笑)
鼻筋がとおりきつく結んだ口元に伏した強い眼差し。
ゆったりと坐し持ち上げた右手の施無畏印。。
あぁカッコイイ。。

mokuzousiten.jpg


そして四天王像です。
暗がりの堂内にすし詰め状態で安置されているため前の2体持国天、増長天は細部まで確認できましたが後方の広目天、多聞天はよく見えず。。
広目天に関しては大和郡山市のHPにてお姿を確認することが出来ます。
平安期の初期~中期の造仏だとのことで、像高はおよそ100cm。ややそれより小さいか。
力強く硬い印象のあるポーズで丸い目をした憤怒相。
これですよこれ。平安期の四天王像の魅力は。
硬い動きの中に感じる力強さと丸く突き出す眼球の迫力の憤怒相。
素晴らしいです。
まさかお会いできるとは思っていなかたので奇跡の出会いでした。
諦めなくてよかったと尊像を前にして深く深く感謝致しました。


大和郡山市 文化財HP


光堂寺
奈良県大和郡山市椎木町445
TEL : 0743-59-0057


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仏像の美しさに感動して以来、ひたすらに仏像拝観に明け暮れる三十路街道を走る男の拝観日記。
仏像拝観歴は非常に浅いので間違いも多々あり!日々精進でございます。
僕自身が見て感じた仏像観を記していますので美術史的、仏教学的に誤っていることが多々あると思ので、その時はご教授ください。



訪れた寺社の全てを記事にするととても追いつかないので佛旅速報でまかない本編記事はピックアップという形になっていきます。

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