京都府 ・ 聖護院「不動三昧の巻」
この日まず最初に訪れたのは特別公開中の聖護院。
通常であれば仏像の拝観には葉書による予約が必要となる敷居の高さはトップクラスなんですが今は予約なしで拝観できるとあって鼻の穴をふくらませて馳せ参じてきた次第。



まずは仏殿ですがこちらには3体の不動明王に蔵王権現というとんでもない空間。
この静かな境内の美しい庭に面した仏間に憤怒相の仏像群の圧力は結構凄い。
霊験だとかそういったものにはまるで関心のない僕ですが 流石に圧を感じてしまうぞこれは(笑)
ガイドの方曰くは廃仏毀釈や戦後の動乱などで集まった客仏だそうですが、なかでも右端の不動明王立像は雨ざらしの状態だったそうで損傷具合から見てもそんな感じのする像でした。
しかしそんな痛みがよりオーラを纏わせるというか凄みを持たせ1番圧を感じましたね。
仏師の造仏技術に降り注いだ自然の力。
どれほどの期間だったのかはわかりませんが、風雨にさらされ朽ちる時間軸の中にいたお不動様が今はこの仏間で睨みを効かせている。
グッときましたね。
そして本堂になる不動堂にはご本尊の不動三尊を中心に向かって右に智証大師、左に役行者像。
智証大師像はよく本でお見かけしていましたが記憶通りのロケットだ。。。
頭が見事にロケット。
仮面ライダーフォーゼみたい(笑)
いやこんなん言っちゃダメ。
ダメだけど頭ロケット。
ほんと?
ほんとにこの方はこんな頭だったのかな?
さてさて、本尊の不動明王立像の素晴らしさ。
これぞ不動明王というスタンダードな方。
真っ黒に焚かれたその体躯が美しい。
しっかりと睨みを効かした相貌に胸を張り堂々と起立したその姿は美しいです。
左胸前に垂らした辮髪も炎のように表現されカッコイイ。
しかし、制多迦童子と矜羯羅童子。
実におじさんだ。
童子とは思えないほどの老け込みよう。
なかなか若々しい童子像の制多迦矜羯羅には出会わないなぁ(笑)
なんか大体が歳いってるような気がするんですが。。。
童子像と思えるのは運慶像と奈良の宝山寺の制多迦童子くらいしかパッと思い浮かばない。
いや、いいんだけどね(^^;
そんなこんなで聖護院を後にした。
ネットより拝借



聖護院門跡
京都府京都市左京区聖護院中町15
拝観には事前に葉書予約が必要

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通常であれば仏像の拝観には葉書による予約が必要となる敷居の高さはトップクラスなんですが今は予約なしで拝観できるとあって鼻の穴をふくらませて馳せ参じてきた次第。



まずは仏殿ですがこちらには3体の不動明王に蔵王権現というとんでもない空間。
この静かな境内の美しい庭に面した仏間に憤怒相の仏像群の圧力は結構凄い。
霊験だとかそういったものにはまるで関心のない僕ですが 流石に圧を感じてしまうぞこれは(笑)
ガイドの方曰くは廃仏毀釈や戦後の動乱などで集まった客仏だそうですが、なかでも右端の不動明王立像は雨ざらしの状態だったそうで損傷具合から見てもそんな感じのする像でした。
しかしそんな痛みがよりオーラを纏わせるというか凄みを持たせ1番圧を感じましたね。
仏師の造仏技術に降り注いだ自然の力。
どれほどの期間だったのかはわかりませんが、風雨にさらされ朽ちる時間軸の中にいたお不動様が今はこの仏間で睨みを効かせている。
グッときましたね。
そして本堂になる不動堂にはご本尊の不動三尊を中心に向かって右に智証大師、左に役行者像。
智証大師像はよく本でお見かけしていましたが記憶通りのロケットだ。。。
頭が見事にロケット。
仮面ライダーフォーゼみたい(笑)
いやこんなん言っちゃダメ。
ダメだけど頭ロケット。
ほんと?
ほんとにこの方はこんな頭だったのかな?
さてさて、本尊の不動明王立像の素晴らしさ。
これぞ不動明王というスタンダードな方。
真っ黒に焚かれたその体躯が美しい。
しっかりと睨みを効かした相貌に胸を張り堂々と起立したその姿は美しいです。
左胸前に垂らした辮髪も炎のように表現されカッコイイ。
しかし、制多迦童子と矜羯羅童子。
実におじさんだ。
童子とは思えないほどの老け込みよう。
なかなか若々しい童子像の制多迦矜羯羅には出会わないなぁ(笑)
なんか大体が歳いってるような気がするんですが。。。
童子像と思えるのは運慶像と奈良の宝山寺の制多迦童子くらいしかパッと思い浮かばない。
いや、いいんだけどね(^^;
そんなこんなで聖護院を後にした。




聖護院門跡
京都府京都市左京区聖護院中町15
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