兵庫県 / 無動寺

11月13日。

この日訪れたのは初の仏像拝観の地となる兵庫県。
鶴林寺の御開帳に合わせての兵庫見仏です。
事前の天気予報では生憎の雨模様とあって後補地に悩みましたが、圓教寺を諦めての無動寺~鶴林寺~斑鳩寺~浄土寺の4寺としました。

予報通りの朝からの曇り空でいつ雨が落ちてくるか心配な中の出発。
まずは最初の目的地、無動寺へ。

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丈六の大日如来坐像をご本尊に平安期の仏像が7体うち5体が重要文化財指定を受ける。
仏像拝観雑誌はもちろん観光雑誌にもなかなか載ってはいないお寺なのにこの仏像含有量は驚異的。

大日如来を中尊とし、脇侍に釈迦如来、阿弥陀如来を従える。
三尊ともに瞳を開き見据えるような眼差しをした彩色施さぬ素地造り。
神秘的であり強烈なインパクトを与える造形で妖しく美しい。
木目の神秘さは畏怖感さえ抱かせるような禍々しさとひれ伏してしまいそうな圧力を持ちながら溜息がでる美しさを併せ持っているように思えます。
素地造りって神像のニュアンスというかオーラがありますよね。
何とも言えない独特の神聖な雰囲気があります。
そこに不動明王ですよ。
この木目バリバリの大日如来の前に坐すのが化身不動明王。
これは反則でしょ!?ってくらいのかっこよさ。
大日如来が穏やかで物静かなたたずまいなのに対し、不動明王坐像の荒ぶる怒りの形相の対比がもう凄い。
頭がクラクラしてしまうような物凄い空間がそこにはあります。
左脇に安置される十一面観音と地蔵菩薩の妖しげな魅力も凄く、異空間に閉じ込められたかのような 感覚が麻痺するようなぼーっとなるような不思議で圧倒的な波に襲われます。
本堂奥がそのまま収蔵庫となったガラス張りの向こうでの拝観なんですが大迫力の瞬間を味わえます。

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Shaka.jpg Amida.jpg


Fudo.jpg Juichi.jpg 絵葉書より


また、脇には江戸期の造仏、不動明王立像や弁財天、毘沙門天など美仏目白押し。
お寺の奥様は大変自慢の仏像群であるらしく嬉々として仏像の説明をして下さいました。
ご本尊の大日如来が大本山 高野山の根本大塔再建の折り、貸出してもらえないかとの依頼があり悩んだ末にお断りをした話。
もし貸出してたらもう戻ってはこなかったのでは?と尋ねると恐らく戻ることはなかったと思いますと貸し出さなくて良かったとの思いを素直に言っちゃうくらい仏像群を愛しておられるご様子をひしひしと感じずにはいられませんでした。

兵庫県への仏像拝観をされる方にはマストだとオススメしたいお寺 無動寺。
仏像好きで満足しない方は絶対にいないと断言してしまいたい素晴らしいお寺でした。


絵葉書やお守り、散華など大量購入してしまいました。
来年も必ず訪れること間違いなし。
本当に素晴しい仏像群で大満足でした。

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Author:迦楼馬-カルマ-
仏像の美しさに感動して以来、ひたすらに仏像拝観に明け暮れる三十路街道を走る男の拝観日記。
仏像拝観歴は非常に浅いので間違いも多々あり!日々精進でございます。
僕自身が見て感じた仏像観を記していますので美術史的、仏教学的に誤っていることが多々あると思ので、その時はご教授ください。



訪れた寺社の全てを記事にするととても追いつかないので佛旅速報でまかない本編記事はピックアップという形になっていきます。

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