京都 非公開文化財特別公開 その③ 長講堂
前回の特別公開でも巡った長講堂へ今回も訪れた。
院尊の阿弥陀三尊があまりにも素晴らしくどうしても再訪したかったのだ。


定朝様を最も色濃く受け継いだ院尊の迫力を増したかのような造形で迫る長講堂阿弥陀三尊像。
静かに、静かに座しているそのお姿の尊いこと。
しっかりとした体躯に肩口から二の腕、指先までなだらかにゆったりと伸びる阿弥陀定印。
この美しさは見とれてしまいます。
完璧であり非の打ち所がない。
脇を締める観音勢至の半跏姿勢が鎌倉の風を感じさせ定朝の次のステージを思わせます。
外陣からの拝観で遠いはずなのに圧倒的な迫力で近く感じてしまう存在感はどこからくるのでしょうか。
何か一つでもその造形が崩れれば成立し得なかった完璧な造形があるように思えます。
美しい。
美しい阿弥陀如来坐像。
目を閉じて瞑想に耽っているような、半眼で見るとも見ないともを見ているような。
その曖昧なような間違いないような拝む方の心を写してくださるようなお顔でした。

阿弥陀三尊以外にもこちらには法然上人像と善導大師像がいらっしゃいます。
特異な造形でそれぞれの胴体には四角い彫り込みがされ法然上人は勢至菩薩を、善導大師は阿弥陀如来を体内に収めます。
非常に珍しい造形でそして素晴らしい両像です。
如来へと上り詰める状況を表し下半身から金色に輝き出す造形の善導大師。
いくつか見てきた善導大師像の中でも最高の像です。
この2体の上人像は必見ですよ。
そして後白河法皇像。
運慶の19代目の子孫とされ、江戸幕府とのつながりが深かった仏師・康知の作である墨書が見つかり発表された像です。
力強く写実的で3度目のご対面ですが何度見ても気圧される圧があります。

長講堂。
公開される時は必ず訪れたいです。
見逃したくないですもん。


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院尊の阿弥陀三尊があまりにも素晴らしくどうしても再訪したかったのだ。


定朝様を最も色濃く受け継いだ院尊の迫力を増したかのような造形で迫る長講堂阿弥陀三尊像。
静かに、静かに座しているそのお姿の尊いこと。
しっかりとした体躯に肩口から二の腕、指先までなだらかにゆったりと伸びる阿弥陀定印。
この美しさは見とれてしまいます。
完璧であり非の打ち所がない。
脇を締める観音勢至の半跏姿勢が鎌倉の風を感じさせ定朝の次のステージを思わせます。
外陣からの拝観で遠いはずなのに圧倒的な迫力で近く感じてしまう存在感はどこからくるのでしょうか。
何か一つでもその造形が崩れれば成立し得なかった完璧な造形があるように思えます。
美しい。
美しい阿弥陀如来坐像。
目を閉じて瞑想に耽っているような、半眼で見るとも見ないともを見ているような。
その曖昧なような間違いないような拝む方の心を写してくださるようなお顔でした。

阿弥陀三尊以外にもこちらには法然上人像と善導大師像がいらっしゃいます。
特異な造形でそれぞれの胴体には四角い彫り込みがされ法然上人は勢至菩薩を、善導大師は阿弥陀如来を体内に収めます。
非常に珍しい造形でそして素晴らしい両像です。
如来へと上り詰める状況を表し下半身から金色に輝き出す造形の善導大師。
いくつか見てきた善導大師像の中でも最高の像です。
この2体の上人像は必見ですよ。
そして後白河法皇像。
運慶の19代目の子孫とされ、江戸幕府とのつながりが深かった仏師・康知の作である墨書が見つかり発表された像です。
力強く写実的で3度目のご対面ですが何度見ても気圧される圧があります。

長講堂。
公開される時は必ず訪れたいです。
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この記事へのコメント
重源と頼朝展めっちゃ良かったですよね。
何時間でも長居出来る素晴らしい仏像群がいらっしゃり仏像好きにはたまりませんでした。
元々 人物像ってあまり好きではなかったんですが、地蔵菩薩が好きになりだしてからは上人像をはじめ人物像にも興味津々です!
何時間でも長居出来る素晴らしい仏像群がいらっしゃり仏像好きにはたまりませんでした。
元々 人物像ってあまり好きではなかったんですが、地蔵菩薩が好きになりだしてからは上人像をはじめ人物像にも興味津々です!
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- q(^-^q)いんどら! - 2012年11月17日 20:52:50