奈良県・戒長寺「平安時代後期の薬師三尊&半丈六!お前立薬師の巻き」

本年も師走を迎え今年1年の見仏を振り返る時期になりましたが、ブログ記事は夏真っ盛り。
更新は8月の見仏へと入っていきます。

8月27日。
この日巡ったのは奈良県宇陀市。
単発的に奈良の寺院を拝観することは何度もありましたが、じっくりと一日かけて奈良の寺院を巡るのは久しぶりの事。
ブログを見返してみると一日奈良巡りは2月以来!
地元を疎かにしてはいけませんね、もっともっと奈良も巡らなければ。


さて、この日最初に訪れたのは宇陀市榛原の戒長寺。
県指定の天然記念物 お葉付イチョウが有名で晩秋には黄金の絨毯が広がるそれは見事な景色になるそうです。
秋の時期にも訪れたいなと思いながら当ブログではやはり仏像。
戒長寺には県指定文化財に指定された薬師三尊像と薬師如来坐像が安置されています。


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本堂へと上げて頂くと目に飛び込んでくるのは須弥壇中央に安置される薬師如来坐像。
定朝様の気品ある方で、美しい衣文表現も素晴らしいです。
像高は134.6cm、ヒノキ材の寄木造り、半丈六の見事な方。
一見ご本尊のように感じますが、ご本尊は須弥壇裏手に安置されこの像はお前立的な意味もあるそうです。
須弥壇中央にドーンと安置される半丈六定朝様のお前立仏。
奈良の奥深さを感じずにはいられません。
ご本尊となる薬師三尊像はどのようなお姿なのか非常に気になります。


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宇陀市文化財課より


ご住職は非常に話好きな方で、お寺の歴史や境内に植えられた樹木や花の話を嬉しそうに語って聞かせて下さいます。
非常に有り難いのですが、この日は次のお寺への拝観予約もあり時間がない。
刻一刻と過ぎ行く時間に焦りだす僕。
申し訳ないのですが気が気じゃなくなりご住職のお話が一向に頭に入ってきませんでした。。。(^^;
とうとう次のお寺への予約時間が来てしまい、ご住職のお話を申し訳なくも遮って次のお寺へ遅延連絡。
その後ようやく須弥壇裏のご本尊へと案内いただき対面してまいりました。



慌てる様に拝観してきたので記憶に誤りがあるかもしれませんが、須弥壇の裏手に扉を開けお厨子の様な造りの中に薬師三尊像が安置されていたように思います。
造形は平安後期の像で、穏やかで美しい方々でした。
特に中尊は彩色の白がうっすらと見え非常に神々しい印象を受けた事を覚えています。
吸い込まれるような穏やかさと優しさがありました。
脇侍も平安後期の味のある方。
しかし印象をあまり思い出せない(--;
慌てていたのでメモも取っていないので余計に思い出せない。。。
次回はじっくりと時間を取って必ず再訪したいです。
この薬師三尊像、お写真を見ると凄い良いんですよねぇ。
絶対に再訪いたします。


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ken20-2.jpg  ken20-1.jpg
宇陀市文化財課より
宇陀市文化財課URL







境内には正応4年(1291年)の銘がある梵鐘は鐘身に十二神将像を鋳出する非常に珍しく貴重な梵鐘。
重要文化財に指定されています。


P1090278.jpg

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戒場山 戒長寺(かいちょうじ)
奈良県宇陀市榛原戒場386
TEL : 0745-82-1301
拝観 : 要予約
拝観料 : 志納
駐車場 : 有り







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Author:迦楼馬-カルマ-
仏像の美しさに感動して以来、ひたすらに仏像拝観に明け暮れる三十路街道を走る男の拝観日記。
仏像拝観歴は非常に浅いので間違いも多々あり!日々精進でございます。
僕自身が見て感じた仏像観を記していますので美術史的、仏教学的に誤っていることが多々あると思ので、その時はご教授ください。



訪れた寺社の全てを記事にするととても追いつかないので佛旅速報でまかない本編記事はピックアップという形になっていきます。

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