山形県・法来寺「これぞ釈迦のオーラ!神々しき清凉寺式釈迦如来像の巻き」
平塩よりバスに揺られて30分ほどでしょうか、次の目的地は山形市釈迦堂にある法来寺。
こちらには平安後期から鎌倉初期と考えられている釈迦如来立像が安置されています。
頭髪は螺髪ではなく、縄を編み込んだような頭髪で衲衣は首元まですっぽりと覆う造形の、いわゆる清凉寺式釈迦如来像という像です。



法来寺へ到着する頃には結構な本降りとなり傘が必需品な天候となってきました。
雨が濡らす樹木や霞み見えるお堂は綺麗ですね。
雨は降らないに越したことはないんですが、雨の仏閣は非常に美しく僕は大好きなんですよね。
雨に濡れた佛足石も綺麗です。

堂内へ上がると十六羅漢が施された絢爛な閉じられたお厨子が。
お厨子の脇には十大弟子像か。
薄暗いほのかな明かりのもとで見る堂内は非常に美しく荘厳。
展覧会で見る佛も素晴らしいですが、やはりこの雰囲気ですよね。

ご住職の説明の後、いよいよお厨子の扉が開きます。
おもむろに須弥壇へと上がり、お厨子の扉へと手をかけるご住職。
興奮はクライマックスへと到達します。
開かれた扉から現れたお姿は言葉に尽くせないほどの素晴らしい釈迦如来立像。
釈迦のオーラ全開の物凄い方が表れた!そんな興奮に飲み込まれる見事な像です。
もう訪れる寺院訪れる寺院飲み込まれっぱなしです。

お厨子内はライトアップがされ浮かび上がるように清凉寺式釈迦如来像が表れます。
目は彫眼で鼻筋はスーッと通った凛々しい表情。
光りの加減では無表情の様な少し怖いような表情にも見えます。
杏仁形の様に見える双眸に強めに結んだ口元が威厳たっぷりで、そしてセクシー。
色気も凄いわぁ~


向かって右側へと移動して見ていくと幾分 表情が和らいでいく。
口元はやや微笑を含むような気がしてくる。
しかし変わらず目は厳しさをはらんでいて釈迦の尊厳が微塵も薄れずとんでもないオーラが半端ない。
見ていてずっと感じたのが、釈迦ってスゲーでした。
軽くて稚拙な言葉でスイマセン。
素直に釈迦如来はやっぱり他とは違うなという神々しさを常に感じていたんですよねぇ。
首元から間隔狭く密に流れ出す波紋は本当に美しくて、幻想的な堂内の雰囲気も重なって本当に神々しいお方でした。
幻想的な堂内と、この密な間隔で流れる衣文表現や杏仁型の瞳が この幻想的な空間をより一層深めて、ある種の恍惚を呼び込むが如くの美しさでした。
鼻息を荒くし、うっとりとしたため息をつきながら最後の目的地へと移動します。


白馬山 法来寺(ほうらいじ)
山形県山形市大字釈迦堂66
TEL : 023-629-2712
拝観 : 要予約
拝観料 : 志納

にほんブログ村

にほんブログ村
こちらには平安後期から鎌倉初期と考えられている釈迦如来立像が安置されています。
頭髪は螺髪ではなく、縄を編み込んだような頭髪で衲衣は首元まですっぽりと覆う造形の、いわゆる清凉寺式釈迦如来像という像です。



法来寺へ到着する頃には結構な本降りとなり傘が必需品な天候となってきました。
雨が濡らす樹木や霞み見えるお堂は綺麗ですね。
雨は降らないに越したことはないんですが、雨の仏閣は非常に美しく僕は大好きなんですよね。
雨に濡れた佛足石も綺麗です。

堂内へ上がると十六羅漢が施された絢爛な閉じられたお厨子が。
お厨子の脇には十大弟子像か。
薄暗いほのかな明かりのもとで見る堂内は非常に美しく荘厳。
展覧会で見る佛も素晴らしいですが、やはりこの雰囲気ですよね。

ご住職の説明の後、いよいよお厨子の扉が開きます。
おもむろに須弥壇へと上がり、お厨子の扉へと手をかけるご住職。
興奮はクライマックスへと到達します。
開かれた扉から現れたお姿は言葉に尽くせないほどの素晴らしい釈迦如来立像。
釈迦のオーラ全開の物凄い方が表れた!そんな興奮に飲み込まれる見事な像です。
もう訪れる寺院訪れる寺院飲み込まれっぱなしです。

お厨子内はライトアップがされ浮かび上がるように清凉寺式釈迦如来像が表れます。
目は彫眼で鼻筋はスーッと通った凛々しい表情。
光りの加減では無表情の様な少し怖いような表情にも見えます。
杏仁形の様に見える双眸に強めに結んだ口元が威厳たっぷりで、そしてセクシー。
色気も凄いわぁ~


向かって右側へと移動して見ていくと幾分 表情が和らいでいく。
口元はやや微笑を含むような気がしてくる。
しかし変わらず目は厳しさをはらんでいて釈迦の尊厳が微塵も薄れずとんでもないオーラが半端ない。
見ていてずっと感じたのが、釈迦ってスゲーでした。
軽くて稚拙な言葉でスイマセン。
素直に釈迦如来はやっぱり他とは違うなという神々しさを常に感じていたんですよねぇ。
首元から間隔狭く密に流れ出す波紋は本当に美しくて、幻想的な堂内の雰囲気も重なって本当に神々しいお方でした。
幻想的な堂内と、この密な間隔で流れる衣文表現や杏仁型の瞳が この幻想的な空間をより一層深めて、ある種の恍惚を呼び込むが如くの美しさでした。
鼻息を荒くし、うっとりとしたため息をつきながら最後の目的地へと移動します。


白馬山 法来寺(ほうらいじ)
山形県山形市大字釈迦堂66
TEL : 023-629-2712
拝観 : 要予約
拝観料 : 志納

にほんブログ村

にほんブログ村
- 関連記事
-
-
山形県・平塩寺「威厳と慈愛 阿弥陀三尊像の巻き」 2014/11/29
-
山形県・慈恩寺「溢れ出す密の空間!慈愛の空間!躍動の空間の巻き」 2014/11/26
-
山形県・松尾山観音「込められた”想い”があふれだす菩薩立像の巻き」 2014/12/01
-
山形県・法来寺「これぞ釈迦のオーラ!神々しき清凉寺式釈迦如来像の巻き」 2014/11/30
-
山形県・平塩熊野神社「大きな十王像のご威光の巻き」 2014/11/28
-
この記事へのコメント
懐かしいですね~。。。
確かご住職が、地元の男子が成人式のときにこの釈迦如来さまと酒を飲む慣習があるというような話をされてませんでしたっけ? あたくし、そういう話に弱いんですの。
確かご住職が、地元の男子が成人式のときにこの釈迦如来さまと酒を飲む慣習があるというような話をされてませんでしたっけ? あたくし、そういう話に弱いんですの。
>いんどらさん
清凉寺式釈迦は全国展開ですね!
僕はまだまだ知識は追いついていませんが、各地の仏像を巡って出会っていきたいです。
清凉寺式釈迦は全国展開ですね!
僕はまだまだ知識は追いついていませんが、各地の仏像を巡って出会っていきたいです。
>ヒヨドリさん
そう言えば仰ってた気がする!(笑)
すっかり忘れてた~そしてメモもしていない。。。
でもお釈迦様の前でお酒を飲むんだという話は記憶にあります。
ここだったかぁ~学生時分の記憶力よ返ってこーーーい!
そう言えば仰ってた気がする!(笑)
すっかり忘れてた~そしてメモもしていない。。。
でもお釈迦様の前でお酒を飲むんだという話は記憶にあります。
ここだったかぁ~学生時分の記憶力よ返ってこーーーい!
トラックバック
URL :
- q(^-^q)いんどら! - 2014年11月30日 21:04:04
おそるべし清涼寺式!