和歌山仏像巡り

9月11日。
この日は和歌山へ仏像拝観に出かけて来た。

弘法大師 空海が開いた真言宗総本山の高野山を訪れ、運慶、快慶をはじめと​する数多くの仏像を拝観する。
高野山を訪れるのは二度目ですが初見の仏像もお出ましになっており高揚する。

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霊宝館には初見の快慶作の深沙大将。
素晴らしいバランス感覚で彫り出された仏像です。
悪鬼の如き表情でありながら見惚れる美しさを持つ深沙大将。
まさに快慶の造形に他ならない美しさです。
絵画から抜き出した一瞬の美。
吸い込まれるような溶け込んでしまうような美しさは快慶ならでは!
執金剛神と並ぶ姿をお目にかかりたかったが執金剛神は修復作業へ出かけられているので会えず。
行く前から知ってましたのでショックではなかったけれど、深沙対象の素晴らしさを目の当たりにすると共にお会いしたかったとの想いが溢れてしまう。。。

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そして運慶である。
八大童子像には驚いた。
生気溢れる造形で息をしてた​たずみ、睨みつけられている錯覚を覚えた。
射抜くような眼力に瑞々しい二の腕に腹周り。
脈打つ鼓動が聞こえてくるような、呼吸の音が聞こえてくるような凄まじいまでの生気。
これが運慶か。。。と改めて運慶の凄さを実感する。
写真で見るのとでは迫力がまるで違う。大違いでした。

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続いて、慈光円福院へ。
こちらの十一面観音は写真集で見て以来、いつか必ずお会いしたい​と願っていた仏像の一つ。
金箔を施さず彩色された仏像でおおよそは剥落しているが唇にわず​かな朱を残し妖しい魅力を与えてくれる。
平安期の特徴がよく表れた美仏。翻波式衣紋は本当に美しい。
密教感が溢れんばかりの美しさと妖しさと恐ろしさを併せ持った方です。
大阪観心寺 如意輪観音菩薩、若狭の羽賀寺 十一面観音菩薩に通じる密教感バリバリの妖しい十一面。
これは何時間でも吸い込まれて見ていられるでしょう。間近も間近までにじり寄り拝む。
見上げるようにして拝んでいるとさらに畏怖の念が沸き起こる。
撮影の許可を頂き幾枚も撮らせて頂いた。お堂で写真を撮らせて頂くときいつも、いいカメラを買いたい。。と思わずにはいられない。。

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そして根来寺へ。

最後に訪れた根来寺の大伝法堂には大日如来・金剛薩埵・尊勝仏頂尊の3体の大仏が居並ぶスペクタル​な空間。
頭の奥がキーンとする様な異次元感を味わいワクワクする。
宗祖覚鑁上人が大伝法院を開山以来の御尊格であり、新義真言宗の法灯を伝える根本尊像で、重要文化財に指定されています。
やはりお堂で拝見する神々しさは素晴らしいです。
ライトアップされた環境で間近から見れる博物館等も良いのは良いですがやはりお堂の中、厨子の中にいらっしゃる姿を拝むのとでは空気が違いますよね。

また、国宝建築の根本大塔の美しいこと。
根本大塔と伝法堂と空。
目が回りそうな素晴らしさです。
こういった素晴らしい建築物を見て回るのも大好きです。
季節の旅に姿を変える美しさ。
夏はやはり青空と雲。
自分の小ささを思い知るような、鼻から脳天へ息吹が抜けていくような清々しい気持ちになりますね。

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今日も素晴らしきなり。

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管理人のみ閲覧できます - - 2012年10月02日 17:28:41

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迦楼馬-カルマ-

Author:迦楼馬-カルマ-
仏像の美しさに感動して以来、ひたすらに仏像拝観に明け暮れる三十路街道を走る男の拝観日記。
仏像拝観歴は非常に浅いので間違いも多々あり!日々精進でございます。
僕自身が見て感じた仏像観を記していますので美術史的、仏教学的に誤っていることが多々あると思ので、その時はご教授ください。



訪れた寺社の全てを記事にするととても追いつかないので佛旅速報でまかない本編記事はピックアップという形になっていきます。

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