高知県・竹林寺「瞬間の奇跡!通り過ぎ行く文殊菩薩の巻き」

奈良の阿倍文殊院、京都の智恩寺と並び日本三文殊の一つに数えられる高知竹林寺。
ご本尊の文殊菩薩像は秘仏となっておりそのお姿を拝めるご開帳は50年に1度。
今年がその年に当たり、同じくして四国霊場開創1200年の年とも重なり僕も四国への仏像拝観を決めました。

竹林寺。
唐の五台山で文殊菩薩から教えを授かる夢を見た時の帝 聖武天皇が五台山に似た霊地を全国より探し出すよう行基菩薩に命じます。
そして高知のこの地が霊地であると感得した行基菩薩は栴檀の木に文殊菩薩像を刻み、山上に堂宇を建立して安置したという。


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僕が訪れたのはお昼頃でしたが、境内は多くの人で賑わいご本尊の文殊菩薩がお祀りされた本堂はかなりの人だかり。
まさしくベルトコンベア状態でご本尊の前を流れに身を任せて"通り過ぎると"いった感じでお姿を拝んでまいりました。
前にとどまったのは2~3分だったでしょうか?ネットなどでもお写真は見当たらないため、その僅かな印象しかありません。
すでにどの様なお姿だったか記憶にないのです(笑)
僕の拝観時のメモによると霊木的な独特の雰囲気と書かれています。
穏やかな表情で、ご開帳に賑わう堂内の騒がしさにも全く動じない揺るぎない静を感じさせてくれるような方でした。
この春のご開帳には鎌倉時代に造られた後補の獅子に乗られていましたが、秋の公開では当初の平安時代の獅子に乗られてご開帳されるとの事。



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ではその平安の獅子はこの時どちらにおられたのか?というと、宝物館でお会いすることが出来ました。
宝物館には他にも多数の仏像が安置され、平安時代や鎌倉時代の良作がひしめいていました。
鎌倉時代の迫力ある大威徳明王像に愛染明王、平安時代の持国天・増長天。
頭の大きな厚い唇を持たれた童顔の薬師如来坐像や、鎌倉から室町にかけてとされる丸々とされた胎蔵界の大日如来像など見どころはたくさん。
小仏ながら平安中期ごろの十一面観音も見応えがありました。

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仏像写真はポストカードより



そして平安時代の獅子は。。。。僕のメモによると、"もはや獅子ではなく見た事もない生き物"との走り書きが?!
聞いたこともないような鳴き声を上げそうです(笑)
秋にはこの方がお出ましになり、その背に文殊菩薩像を乗せるのかと思うと大変楽しみな反面、乗せて大丈夫なのかな?という心配もありつつ(笑)
秋にもご縁を頂ける時間を作りたいなぁと計画を練っているところです。


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それにしても!もう少しじっくりと見たかったなぁ。。
ベルトコンベアにしても何度か周回出来るような状況なら巡れるんですが、ご本尊の前を過ぎると、文殊菩薩の刀剣に触れさせて頂き堂外へという外に出されてしまう強制ルートなので残念だった!
50年に1度のご開帳、お姿を目に焼き付けること出来ずなので秋にもう一度なんとか訪れる機会を作りたいなぁ。





五台山 竹林寺(ちくりんじ)
高知県五台山3577
TEL : 088-882-3085
拝観 : ご本尊は秘仏
駐車場 : 有り








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仏像の美しさに感動して以来、ひたすらに仏像拝観に明け暮れる三十路街道を走る男の拝観日記。
仏像拝観歴は非常に浅いので間違いも多々あり!日々精進でございます。
僕自身が見て感じた仏像観を記していますので美術史的、仏教学的に誤っていることが多々あると思ので、その時はご教授ください。



訪れた寺社の全てを記事にするととても追いつかないので佛旅速報でまかない本編記事はピックアップという形になっていきます。

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