奈良県・大安寺 馬頭観音ご開帳

3月6日

昼過ぎに起きだし今日は一日何をしようか。。。
一日寝てよう。。。。

いや、、、大安寺の馬頭観音が公開や。。
行かな。。

というわけで昼過ぎから天平秘仏 馬頭観音を拝観する為に大安寺へ行ってまいりました。

常に拝観可能な収蔵庫の天平仏7体をじっくりと拝観し、さあ行くぞと嘶き堂の本尊馬頭観音立像へ。

収蔵庫の天平仏と共通し、こちらの馬頭観音も天平仏でありながら木彫であるという珍しい仏像です。
天平といえば興福寺 八部衆や東大寺 不空羂索観音にみられるように乾漆像が大流行した時期であるんですが、大安寺、唐招提寺には木彫である天平時代の仏像が残る非常に貴重な空間です。

目が丸く飛び出しがちで表情は憤怒に近い感じではありますが優しさを感じさせる憤怒と言い切るには難しい表情をされた馬頭観音です。
収蔵庫の7仏も目が丸く飛び出した四天王、重目(腫れぼったい)の不空検索観音、楊柳観音と独特の雰囲気を持っています。
楊柳観音は口を開け叫ぶようなお顔。
若干朽ちた雰囲気がまた味をだして温か味を感じさせてくれるし吸い込まれる不思議な造形力を持っています。

今回のメインである嘶き堂 本尊馬頭観音立像も同様の素晴らしさを誇り、厳しい憤怒というよりは温かさ優しさ愛情を感じさせる怒りを表現しているように思われました。
父親が我子を叱り躾るような。
30分ほどこちらの馬頭観音に釘付けとなり張り付いてしまいました。

大安寺の天平仏の素晴らしさはたまりません。
木の温もりを感じ叱咤激励されているような、教えを受けるような本当の仏像がそこにある意味を感じる仏様です。
仏像を好きになり仏像拝観をするようになってまだ1年も経たないのに3度も訪れてしまう魅力がこのお寺の仏像にはあります。

おっと、メインの馬頭観音でしたね。
本当に素晴らしいですよ。
眉間を寄せる肉の盛り上がりから食いしばる歯型から憤怒の表情は読み取れるのですが、何度も言うように優しさを感じる馬頭です。
力でねじ伏せ従える憤怒ではなく愛情を持って教え従えるような優しさが感じられる憤怒相です。
もしかしたら後補かなぁと感じる箇所はありましたが(合掌した以外の腕や髻)バランスに優れた仏像で仏像好きなら見とれて時が止まるんではないでしょうか。


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仏像の美しさに感動して以来、ひたすらに仏像拝観に明け暮れる三十路街道を走る男の拝観日記。
仏像拝観歴は非常に浅いので間違いも多々あり!日々精進でございます。
僕自身が見て感じた仏像観を記していますので美術史的、仏教学的に誤っていることが多々あると思ので、その時はご教授ください。



訪れた寺社の全てを記事にするととても追いつかないので佛旅速報でまかない本編記事はピックアップという形になっていきます。

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