京都府・宝林寺「過去現在未来!半丈六のスペクタクルの巻き」

バリバリに霊力を発散する宗堅寺 如意輪観音像に別れを告げるもこの日の仏像拝観はまだまだ続きます。
向かったのは宝林寺というお寺でこちらには過去現在未来の三如来がいらっしゃいます!しかも半丈六のデカさ!!


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もともとはこの地より西に500mほどの地にあった宝釈寺という七堂伽藍を有する寺院がありそこでお祀りされていました。
しかし、明智光秀の兵火に合い、廃寺となるや三如来のみ宝林寺へ移されたそうです。
兵火に焼かれることなく、守られ今なおこの地で三尊揃っての威光を見ることが出来る奇跡に感謝です。
よくぞ半丈六もの仏像を3体揃って守り通したものです。
仏教というものが、その教えが、しっかりとした信仰としてこの地に伝わり守られていたんでしょうね。
兵火に追われる最中にこれほどの大きさの仏像を3体もどの様に運び出し逃れたのでしょう。
現代に生きる僕たちには想像もつかない仏様への感謝があったんでしょうね。

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さて、その三如来ですが、藤原期の定朝様を示す素晴らしい方々です。
3体すべてが桧の寄木造りで国の重要文化財に指定され、堂々としたたたずまいです。
釈迦如来坐像は像高141.5cmと最も大きく表情も1番厳しく引き締まった方です。
薬師如来坐像は像高120.5cm。四角く顎回りに量感を持ったこちらも厳しめに感じるお顔をされています。
阿弥陀如来坐像は像高139.5cm、穏やかで静かなたたずまい。定朝様を最も顕著に表しているお方です。
共にゆったりと流れる衣文表現は同じくしますが、釈迦如来だけは両の足の間から垂れ落ちる表現があります。
お顔の肉付きの違いや表情の違いなど、全体の印象は似通っていますがそれぞれが発散するオーラは別種の物であるように感じさせられます。
別仏師の作なのか作り分けたものなのか。

一堂にこの三如来を収める空間の圧たるや凄いものがありました。
正面から見るよりもお堂の隅から斜めに釋迦、薬師、阿弥陀と3体を眺める角度が1番カッコ良かった。
制限あるお堂の空間なのに広がりを感じ、どこまでも奥行きがあるようにすら思えてきました。
過去現在未来。どこまでも続く時間軸と空間がそこにはあるように感じられ長く眺めていると不思議な感覚に覆われていきました。


釈迦如来坐像
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薬師如来坐像
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阿弥陀如来坐像
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写真はお寺の由緒書きより







曹渓山 宝林寺(ほうりんじ)
京都府亀岡市宮前町神前狭間27
TEL : 0771-26-2228
拝観 : 要予約
拝観料 : 志納
駐車場 : 有り


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Author:迦楼馬-カルマ-
仏像の美しさに感動して以来、ひたすらに仏像拝観に明け暮れる三十路街道を走る男の拝観日記。
仏像拝観歴は非常に浅いので間違いも多々あり!日々精進でございます。
僕自身が見て感じた仏像観を記していますので美術史的、仏教学的に誤っていることが多々あると思ので、その時はご教授ください。



訪れた寺社の全てを記事にするととても追いつかないので佛旅速報でまかない本編記事はピックアップという形になっていきます。

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