奈良県・生蓮寺「丈六を超えた地蔵菩薩&イケ仏愛染!の巻き」

湯川の地で丈六阿弥陀如来坐像の大きさにのみ込まれた後、五條市内へ降りてきて向かったのは生蓮寺。
連続する丈六の衝撃です。
こちらには、大きな大きな地蔵菩薩坐像がいらっしゃいます。

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生蓮寺。
子安安産の祈願所として知られる生蓮寺は嵯峨天皇の皇后の安産祈願の為、小野篁(おののたかむら)に命じて地蔵菩薩像を安置したのに創まります。
その後、弘法大師空海が高野山を開く際に立ち寄り、一尺八寸の小地蔵を彫刻し本尊胎内に安置する。その時重ねて地蔵尊を開眼供養したと伝えられています。
山号の寄足山はこの伝承によって名づけられ「よらせ」と称しているそうです。
安産以外にも晴れ乞い、雨乞いの祈祷請願所としても知られ古くから厚い信仰によって親しまれてきたお寺さんです。

ぼけ除け地蔵尊第九番霊場でもあり、
「よらせの地蔵さんにべべ着せて奈良の大仏婿に取る」
と歌われるそうです。

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地蔵菩薩坐像 市指定文化財 室町時代 像高328cm 寄木造り


さて、すこぶるお優しいご住職に迎え入れて頂きお堂に入れて頂く。
おぉ~ぅ!と声が出る。
小一時間前に起こした行動を再度繰り返してしまうこの衝撃。
奈良県の岡寺如意輪観音像のあの見下ろされる感、圧倒的感に負けず劣らずの凄い方がいらっしゃいました。
丈六を超え大仏クラスの地蔵菩薩坐像で、像高は328cmで彩色を施された方です。
お堂狭しと物凄い迫力でそびえるというより覆い隠してくるような存在感で素晴らしいですね。
神々しさと畏怖感と凄いです。見上げる白い方ってのは迫力が凄いですよね。
胎内には伝承の弘法大師作の地蔵菩薩像を収められているそうです。


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また脇には小仏がたくさんいらっしゃるのですが、中でも愛染明王像が素晴らしかったです。
彩色の剝げ具合や表情の力強さいい感じです。
生き生きとした生命力あふれるというか、いいなぁ。
時代はいつ頃なんでしょうか?鎌倉期な気もしますが眼は彫眼です。
わかんないですね。このあたりの小仏の目利きが自信を持って出来るようになりたいなぁと(笑)
知識ばかりを詰め込んで頭でっかちな見方しか出来なくなるのも嫌ですがサラリと時代考察出来るような仏通になりたい(笑)

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拝観に訪れた際は大般若経の修繕作業の為 専門家の方がいらっしゃるお忙しい中お邪魔させて頂きありがとうございました。
仏像写真を撮らせて頂くときはご住職がライトを手に後ろをついて回ってくださる優しさで本当ににこやかに拝観させて頂きました(笑)


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阿弥陀如来立像 市指定文化財 鎌倉期

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掌悪童子


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掌善童子


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凛々しい不動明王坐像


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大般若経を調査する先生


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奈良県指定文化財 梵鐘






寄足山 生蓮寺(しょうれんじ)
奈良県五條市二見7-4-7
TEL : 0747-22-2218
拝観 : 要予約
拝観料 : 志納
駐車場 : 有り


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仏像の美しさに感動して以来、ひたすらに仏像拝観に明け暮れる三十路街道を走る男の拝観日記。
仏像拝観歴は非常に浅いので間違いも多々あり!日々精進でございます。
僕自身が見て感じた仏像観を記していますので美術史的、仏教学的に誤っていることが多々あると思ので、その時はご教授ください。



訪れた寺社の全てを記事にするととても追いつかないので佛旅速報でまかない本編記事はピックアップという形になっていきます。

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