奈良県・大善寺「室町期の清凉寺式釈迦像の巻き」

2月25日。

この日は休日で奈良を巡ります。
奈良住みの見仏人としては奈良を開拓していくのが僕の使命だとばかりに(笑)今回は五條市の寺院さんで仏像拝観してきました。
まず訪れたのは大善寺。こちらには重要文化財に指定された室町期の清凉寺式釈迦如来立像がいらっしゃいます。
予約の電話の際はご住職はいらっしゃらないと聞いていたんですが僕が予約の9時よりも早く到着したため、ご住職もいらっしゃりお話を伺うことが出来ました。

P1030589_convert_20140302202932.jpg

P1030590_convert_20140302202938.jpg

P1030637_convert_20140302203604.jpg



さて、ご住職に収蔵庫の扉を開けて頂き、まずはお経を上げてくださり心を静めます。
収蔵庫にはそびえる様に立つ素晴らしい清凉寺式釈迦如来像がいらっしゃいます。


P1030591_convert_20140302202935.jpg
清凉寺式釈迦如来立像 重要文化財 室町時代 像高168cm 寄木造り


通常 清凉寺式釈迦と言えば細身の体に大きめの頭部、そして大きな両の手の平といったイメージではないでしょうか。
こちらのお釈迦様は堂々とした体躯にバランスの取れた頭部に手の平をされています。
像高自体は等身大ですが蓮華坐の上に立ち像高よりも断然大きく感じる素晴らしい方です。
衣文表現も美しく、流れるように広がっていきます。
まさに波紋状に肩から落ちていく衣文の美しさにうっとりです。
また、残る金模様も綺麗です。
僕一の清凉寺式釈迦如来との出会いになりました。


P1030592_convert_20140302202950.jpg

P1030593_convert_20140302203034.jpg

P1030594_convert_20140302203037.jpg

P1030600_convert_20140302203059.jpg

P1030607_convert_20140302203104.jpg

P1030608_convert_20140302203209.jpg

P1030611_convert_20140302203211.jpg

P1030612_convert_20140302203212.jpg

P1030614_convert_20140302203231.jpg

P1030615_convert_20140302203315.jpg

P1030621_convert_20140302203357.jpg

P1030623_convert_20140302203414.jpg

P1030619_convert_20140302203320.jpg

P1030616_convert_20140302203321.jpg

P1030636_convert_20140302203538.jpg


収蔵庫内には脇侍の普賢文殊菩薩像も安置出来るように台が組まれていますが三尊とも移動してしまえば本堂がお留守となりそれはなかなか難しいということで、
本堂には中尊のレプリカを安置し、脇侍は移動せずに本堂に三尊形式を残されたとのことでした。
そしてその本堂へ案内していただき、ご住職はここで出かけて行かれました。
忙しいさなかに訪問しまして申し訳ございませんでした。

P1030663_convert_20140302203944.jpg

P1030662_convert_20140302203942.jpg
文殊菩薩・普賢菩薩 市指定文化財 室町時代 像高51.2cm


本堂の普賢・文殊両菩薩像もカッコイイです。
同じ顔をされた両菩薩像が、それぞれ獅子と象に乗り堂々とお堂を守っておられます。
しっかりと目を開き須弥壇上から見下ろすような視線はかなりの威厳を持ちこちらはやや首をすくめてしまいます。
室町期とあって截金模様も素晴らしく残り、獅子、像の色も残ってリアルでありグイグイ迫りくる力がありますね。

P1030640_convert_20140302203606.jpg

P1030654_convert_20140302203841.jpg

P1030641_convert_20140302203612.jpg

P1030650_convert_20140302203744.jpg

P1030645_convert_20140302203711.jpg

P1030659_convert_20140302203843.jpg

P1030661_convert_20140302203858.jpg

P1030644_convert_20140302203707.jpg





脇には赤の童子と白の童子が。
掌悪童子と掌善童子かな?地蔵菩薩の脇侍でよくお見かけするのですがこちらには地蔵菩薩はいらっしゃらないので。。違うのかな?
奥様にお尋ねしましたがわからないとの事でした(笑)

本当に素晴らしい仏像群を拝観させて頂き素晴らしい出会いを頂きました。
いや~清凉寺式釈迦はホンマにめっちゃ良かった。
惚れましたね(笑)

P1030651_convert_20140302204453.jpg

P1030652_convert_20140302203746.jpg

P1030664_convert_20140302204027.jpg






嵯峨山 釈迦院 大善寺(だいぜんじ)
奈良県五條市中之町245
TEL : 0747-23-0418
拝観 : 要予約
拝観料 : 志納
駐車場 : 有り


大きな地図で見る











にほんブログ村 美術ブログ 宗教美術へ
にほんブログ村
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村




この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

迦楼馬-カルマ-

Author:迦楼馬-カルマ-
仏像の美しさに感動して以来、ひたすらに仏像拝観に明け暮れる三十路街道を走る男の拝観日記。
仏像拝観歴は非常に浅いので間違いも多々あり!日々精進でございます。
僕自身が見て感じた仏像観を記していますので美術史的、仏教学的に誤っていることが多々あると思ので、その時はご教授ください。



訪れた寺社の全てを記事にするととても追いつかないので佛旅速報でまかない本編記事はピックアップという形になっていきます。

リアルタイムな仏像拝観速報はTwitterにて!
@hitabutsu

twitter
最新記事
最新コメント
カテゴリ
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
拝観者数
迦楼馬の巡礼サイト
検索フォーム
月別アーカイブ