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連日の仏像拝観!今年はガンガン!

昨日に引き続いて京都非公開文化財特別公開の拝観記録の間をぬいます(笑)

本日1月31日も仏像拝観へと出かけて参りました。
今日の拝観地は京都は丹後地方へと移しての拝観。
円頓寺、如意寺、本願寺の3ヶ寺を巡らせて頂きました。

円頓寺では平安期 薬師三尊像を。
ガラスケース越しの拝観ではありましたがお側まで寄せていただくことができ、じっくりと堪能させて頂きました。

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如意寺では庫裡に安置された平安期 阿弥陀如来坐像を。
こちらは堂外からの拝観でしたがお堂内は明るく非常に良く見ることが出来ました。
優美で美しい阿弥陀様でしたよ。

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ラスト本願寺は鎌倉期 阿弥陀如来立像を。
内陣に入らせて頂いての拝観でしっかりと拝ませて頂きました。
またお厨子の裏手には多数の仏像が安置されていまして、中でも多聞天のカッコ良さに見とれてしまいました。
ご住職と一緒になってカッコイイカッコイイと何度もつぶやいてしまいました。
表情からスタイルから抜群でしたね。

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昨日に引き続き拝観は3ヶ所と少なめでしたが充実した拝観内容でした。
本当はもう一つ回る予定でしたが都合が合わずに延期。。。
こちらは快慶の地蔵菩薩坐像を拝観する予定だっただけに残念ではありますがご住職と2月の拝観を口約束し(笑)
本日の仏像拝観を終了しました。
詳細はまた後日に!


昨年の忙しさから打って変わって連休を仏像拝観に費やすという幸先の良いスタートを切ることが出来、今年は充実した仏像拝観生活を送るぞと誓うのでした。








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京都府 ・ 永明院「初公開の宝冠釈迦如来坐像の巻き」

続いて向かったのは東福寺 塔頭である永明院。
目的仏は宝冠釈迦如来坐像。

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こちらの像は納入品や像底の銘によって製作の時期・作者等が明らかになっていて
1324年(鎌倉)性慶によって造像されたと判明しています。
慶の字を持つことからも分かるように慶派のさらには運慶と子孫ではとの説まであるそうで。
その性慶が永明院の前身 永明庵の本尊として彫ったものであるそうです。



像容は気品あふれる高貴なお姿で金泥塗りの見事な方です。
ゆったりと衣をまとい密な衣文表現が素晴らしく凛とした表情であり神々しいオーラがバンバンにあふれておりました。
やや伏し目がちな眼差しと通った鼻筋結んだ口元のラインが美しく見惚れてしまう仏像。

像高は53.5cm。重要文化財に指定され今まで公開されたことのなかった仏像とのことで、
非公開文化財特別公開の拝観料が高いぞ!と毎度つぶやいておりましたが今回は大満足(笑)
こんな機会でないと公開されない拝観出来ない仏像をよくぞ公開してくださいました!と大興奮してしまいました(^^)

続けざまに素晴らしい仏像を拝観し鼻息の荒すぎる僕は次の目的地 恵心院へと向かうのでした。


宝冠釈迦如来の写真は引き続き朝日新聞HPで
宝冠釈迦如来坐像



永明院
京都府京都市東山区本町15-810
TEL : 075-551-1295






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やっとこさの仏像初め

京都非公開文化財の拝観記録の間を縫って。


本日1月30日は久しぶりに仏像拝観に出かけてきました。
奈良の2ヶ寺と大阪市立美術館と訪れた件数は少なけれど非常に満足のいく拝観だったことをまずは報告しておきます(笑)
奈良2ヶ寺は王寺町の達磨寺と橿原市の正覚寺。
達磨寺では室町期の千手観音坐像で実際に腕が千本ある(訂正)およそ500本の腕を持つそれはそれは素晴らしい千手観音でした。

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そして大阪市立美術館へと飛び現在公開中の「とおくてちかい-仏教美術-」を堪能。
仏像は計16体!なかなかに素晴らしい仏像群にガッツリと隅々まで見てまいりました!
360°拝観はやっぱいいなぁ~お堂で見るのが一番好きやけど360°の魅力はさすがです(笑)
この展覧会は2月11日までですので近隣の方はお早めに!

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奈良へ帰り地元橿原の正覚寺へ。
こちらでは平安末期の大日如来像を拝観。
半丈六の大日如来像が地元にいらっしゃるとは驚きです。
さらには同じ橿原の正蓮寺にも大日如来像がいらっしゃるのですがこちらはいまだ拝観叶わず。。
土日祝日のみの予約拝観なんですよねぇ。。。
いつか2体合わせて拝観してみたい。

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さてさてとりあえずはさわり程度の拝観報告でした(^^)




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京都府 ・ 西念寺「初公開!湛慶の阿弥陀如来の巻き」

西念寺。
これまでに一度も一般公開がされたことがないお寺らしいです。
公開情報を見るとこちらには湛慶作ではないかと考えられている阿弥陀如来坐像がいらるとのことで、非常に楽しみにワクワクしながら向かいました。

到着してみると。。お寺というよりは。。。民家のような。。
こちらに湛慶阿弥陀が?!と思いましたがしっかりと看板が出ていました(^^;
中を覗くと結構な人の入りで一安心(笑)

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さていよいよ湛慶阿弥陀とご縁をいただきます。
通常は須弥壇上の厨子の中で安置されているとのことですが、公開中は厨子より出されずずいっと前にお出ましに。
訪れていただく方々がより見やすいようにと前へお出ましいただいたとご住職。
なんてありがたいお心遣いなんでしょう。仏像好きにはたまらないおもてなしです(笑)
おかげさまで非常によく拝観することが出来るし後姿まで確認することが出来ました。

像容も素晴らしく像高は60.2cm。
しっかりとしたバランスの良い体躯に慶派の涼しげな厳しげないいお顔をされています。
そして印象的なのは胸の前で結んだ印相。
中品中生に結んだ指のしなやかさ美しさ。
このような特別公開でもない限りなかなかお会いする機会がないと思うと本当に素晴らしいご縁に恵まれたと感動します。
この1体を眺めるだけで数十分の時間を費やしてしまい慌てて次の予定地へと向かうのでした。

阿弥陀如来坐像の写真は朝日新聞HPへ。
阿弥陀如来坐像



西念寺
京都府京都市下京区高倉通五条下る堺町35
TEL:075-351-0017







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京都府 ・ 浄福寺「100年ぶりの釈迦如来の巻き」

11月6日。
この日は京都非公開文化財秋の特別公開へ出かけた。
ただでさえ記憶力の悪い僕がここまで放置していたのだからもはや仏像の印象などは消えかかっているのですが、そこはほれ(笑)思い出しつつ。。。あらためて画像を検索しつつ(笑)ブログに記録していきたいと思います(-v-)

まず最初に向かったのは上京区の浄福寺。
こちらでは100年ぶりに釈迦堂が公開されご本尊の栴檀瑞像(せんだんずいぞう)釈迦牟尼(しゃかむに)仏を拝観することが出来ました。
堂の傷みが激しくなって以来、非公開となっていましたが、堂の解体修理が終わったのを記念し京都非公開文化財特別公開の一環で公開されました。

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像容は清凉寺式釈迦如来でふっくらとされた頬に大きな手が印象的な方で、流れ広がる衣文の美しさも堪能させていただきました。
拝観状況も近くからじっくりと見ることが出来て大満足。
また、一緒に祀られていた四天王像は現在修復中とのこと。
重要文化財もしくは国宝クラスの四天王像だとかで秘密にしていたが釈迦如来の解体修理の折に見つかってしまい、持っていかれてしまったと冗談めかしてご住職が話されていました。ホントかなぁ(笑)
今年の秋ごろすなわち非公開文化財特別公開で公開するだろうとのこと。
ちゃっかりしてまんなぁ~(笑)

また本堂には阿弥陀如来坐像、方丈?書院?だったかには阿弥陀如来立像がいらっしゃいます。(うろ覚え)
身分の高い人は本堂の阿弥陀様を、低い方は方丈の阿弥陀様を拝んだとかなんとか。。
僕の記憶からは消えかかっていて朝日新聞の画像を見ても思い出せない。。。(^^;
定朝様のなかなかに素晴らしい阿弥陀様なんやけど記憶にない。。(--;
今年の四天王像ともども再度じっくり拝観してくるか。

仏像写真は朝日新聞のHPにありますのでご覧ください。

栴檀瑞像釈迦牟尼仏

阿弥陀如来像





浄福寺
京都府京都市上京区浄福寺一条上笹屋2-601
TEL : 075-441-0058



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2014抱負(^^;

さてさて、果てしなく間が空いてしまった当ブログですが。。。
閉鎖したわけではありませんので(^^;
すこーし仕事の方が慌ただしく。。。出張から出張の繰り返しでどうにもならない状況でした。。。
仏像拝観も全く出来ていない状況でした。
ほんとに何のために仕事をしているんだ!?と自問自答したくなり嫌気がさしてしまう様な状況でしたが、なんとかそんな状況を脱し、少しずつ仏像の世界に帰ってこれると思います!

昨年はめっきり減ってしまった仏像拝観を今年は取り戻す勢いでガンガン攻めていきたいです!
目標は近畿圏からの脱出!
関東方面への仏像拝観へ出かけるか、四国&山陰方面へ出かけるか思案中であります!
もちろん関西を疎かにするようなことはございません!
今年は昨年の鬱憤を晴らす一年にしたいと思います!

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奈良県 ・ 置恩寺「色気の十一面の巻」

西光院を後にして向かったのは置恩寺。
こちらには国の重要文化財に指定された十一面観音菩薩がいらっしゃいます。
管理されている区長さんに迎え入れられ、観音堂(収蔵庫)に安置された十一面観音と対面を果たす。

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その妖しくひねる腰つきと穏やかで涼しげなお顔立が女性的な魅力を思わせひどく色っぽく感じました。
像高は172cm。檜の一木造りで平安初期頃の非常に流麗で美しく色気のある十一面観音で頭の先から足の先までじっくりと、じっくりと眺めてしまいます。
穏やかで気品にあふれた表情と、通常よりも大きくひねった腰つきがなんとも色っぽく完全に女性的な観音様だなぁとの印象を受けました。

先の西光院のご住職にこの後置恩寺の十一面に会いに行くのだと伝えると非常に羨ましい私もお会いしたいとすごく切なそうにされていた程の美しさです(笑)

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かなりの長い時間を十一面さんを眺めて後にしようとしたところ、区長さんより本堂にはお薬師さんがいてはるから見ていきますか?とお声掛けしてくださり、本堂にもお呼ばれしました。

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区長さんと力を合わせてお堂の窓を開け(笑)堂内に光を取り込み薬師如来坐像を拝観させていただきました。
須弥壇のお厨子には金色に輝く薬師如来坐像が。
伏し目で口元をキュッと結んだ凛々しいお薬師様がおられました。
また、脇のお厨子には弁財天がいらっしゃり”おふく”の様な非常に温かみと優しさとユーモラスにあふれたお顔をされていました。

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この日も素晴らしき仏像巡りでした。




置恩寺
奈良県
葛城市寺口706
TEL : 0745-48-2811(葛城市観光協会)






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プロフィール

迦楼馬-カルマ-

Author:迦楼馬-カルマ-
仏像の美しさに感動して以来、ひたすらに仏像拝観に明け暮れる四十路街道を走る男の拝観日記。
仏像拝観歴は非常に浅いので間違いも多々あり!日々精進でございます。
僕自身が見て感じた仏像観を記していますので美術史的、仏教学的に誤っていることが多々あると思ので、その時はご教授ください。



訪れた寺社の全てを記事にするととても追いつかないので佛旅速報でまかない本編記事はピックアップという形になっていきます。

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