新TV見仏記
新TV見仏記の放送スケジュールが発表されています!
次の見仏地は
2月17日比叡山・大津編
2月24日高野山編
ついに密教の聖地が見仏記に登場です!
17日放送の比叡山・大津編では石山寺、安養寺、盛安寺、延暦寺。
24日の高野山編では金剛三昧院、奥ノ院、普賢院、光台院、霊宝館、壇上伽藍。
スライドショー見仏記SPでは未だに仏像を盗みに来たと思われてしまう悲哀を告白していた二人がとうとう比叡山&高野山へTVカメラと共に潜入します!
2大聖地でいったいどんな会話がなされるのかめちゃめちゃ楽しみです!
それだけなんですが思わず記事にしまいました!(笑)
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次の見仏地は
2月17日比叡山・大津編
2月24日高野山編
ついに密教の聖地が見仏記に登場です!
17日放送の比叡山・大津編では石山寺、安養寺、盛安寺、延暦寺。
24日の高野山編では金剛三昧院、奥ノ院、普賢院、光台院、霊宝館、壇上伽藍。
スライドショー見仏記SPでは未だに仏像を盗みに来たと思われてしまう悲哀を告白していた二人がとうとう比叡山&高野山へTVカメラと共に潜入します!
2大聖地でいったいどんな会話がなされるのかめちゃめちゃ楽しみです!
それだけなんですが思わず記事にしまいました!(笑)
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京都府 ・ 長安寺「参道にたたずむ西国石仏群」
1月19日。
京都府福知山市にある長安寺へ仕事の合間に訪れた。
長安寺の沿革は今から1400年の昔に始まる。
第31代用明天皇の第三皇子、麻呂子親王(聖徳太子の実弟)が勅命を受け、丹波の国大江山に棲む鬼退治に向かう際、戦勝祈願のために一体の薬師如来像を刻み、この地に奉納されたと伝えられている。
薬師堂に安置されている薬師如来立像は33年毎の開帳で今年がその開帳年となります。
期間は4月の18日~5月8日まで。
仕事でよく近くを回っていたので御開帳前に一度お参りしてみようと仕事の合間に向かった次第。
参道から山門への間に西国三十三所のご本尊石仏が佇んでいらしゃいました。
何とも言えないのどかで穏やかで静かな空間がそこにはありました。
その苔むした感じが
美しくもあり儚くもあり暖かくもあり。
心が落ち着き癒される空間でした。
御開帳の折に再訪しじっくりと境内を訪れたいですね。
西国三十三所巡りのご本尊石仏群







中央付近にいらっしゃった不動明王の石仏。。ですが地蔵菩薩のよう。



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京都府福知山市にある長安寺へ仕事の合間に訪れた。
長安寺の沿革は今から1400年の昔に始まる。
第31代用明天皇の第三皇子、麻呂子親王(聖徳太子の実弟)が勅命を受け、丹波の国大江山に棲む鬼退治に向かう際、戦勝祈願のために一体の薬師如来像を刻み、この地に奉納されたと伝えられている。
薬師堂に安置されている薬師如来立像は33年毎の開帳で今年がその開帳年となります。
期間は4月の18日~5月8日まで。
仕事でよく近くを回っていたので御開帳前に一度お参りしてみようと仕事の合間に向かった次第。
参道から山門への間に西国三十三所のご本尊石仏が佇んでいらしゃいました。
何とも言えないのどかで穏やかで静かな空間がそこにはありました。
その苔むした感じが
美しくもあり儚くもあり暖かくもあり。
心が落ち着き癒される空間でした。
御開帳の折に再訪しじっくりと境内を訪れたいですね。
西国三十三所巡りのご本尊石仏群







中央付近にいらっしゃった不動明王の石仏。。ですが地蔵菩薩のよう。



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平安時代の彫刻
先日 某オークションにて仏像写真の大型本を落札。
便利堂より出版された特別展図録「平安時代の彫刻」東京国立博物館編です。





平安仏と言えばまず真っ先に浮かんでくるのはこの元興寺 薬師如来像や神護寺の薬師如来像かな。
このどっしりとした体幹にゴツゴツとした木肌の連続する翻波式衣紋は正に平安仏。
写真は元興寺像ですが、やっぱイイですねぇ。
段違いの迫力!
そしてまだ見ぬ国宝仏 福島の勝常寺 薬師如来坐像。
初詣に出かけた大阪 獅子窟寺で国宝薬師如来坐像にお会いしてきましたがぜひ見比べてみたいお方です。
密に流れる衣紋の美しさは素晴らしく体のあちこちから流れ出て渦を巻きます。
脇侍の日光月光菩薩も同じく国宝で三尊がっつり見たいです。
ん~待ってろよ勝常寺!(笑)
そして室生寺の釈迦如来坐像。
これまた衣紋がスゲーや。
室生寺は3度訪れてますがまた行きたくなりますなぁ。
同じ堂内の弥勒佛もイイんですよねー。
うぅ~たまらん。。
そして興福寺の東金堂四天王像 広目天。
このデフォルメちっくな表情と大仰なポージングが正に平安四天王。
北円堂像もイイし鎌倉期の南円堂像も素晴らしいし昨年公開のあった康慶作の仮金堂像もカッコイイし興福寺は四天王の宝庫。
仮金堂の特別公開があったおかげで昨年は南円堂像、東金堂像、北円堂像、仮金堂像と全てを短期間の内に見比べることが出来た奇跡のお時間を頂けたなぁ。。
はぁ~たまらんかった。。




妖しげな魅力を発散させまくりな十一面観音菩薩。
東京国立博物館に寄託されている秋篠寺の十一面観音菩薩です。
ゴリゴリに分厚い翻波式衣紋に融念寺の地蔵菩薩像を思い起こすようなエキゾチックな妖しいお顔をされています。
ん~~~~早くお会いしたいものですねぇ。
妖しい仏は大好きです。
和歌山の慈光円福院の十一面観音も密教感バリバリで良かったなぁ。。
密教感といえば福井の羽賀寺の十一面が最強か。。。
おぉぉぉぉ。。たまらん。。
大阪 四天王寺の阿弥陀三尊の妖しさはなんでしょか?
阿弥陀如来は螺髪がなくツルッツルの頭。
なで肩で柔らかな印象を受けるが威厳がある。。妖しさからくるものか。。
んで、観音勢至のポーズ!
初めて見ました。
これも来迎姿勢なのか?!
今まさに迎えに行きますよ、救いに行きますよのポーズなのか!?
駆けているようにも見えますが踊っているようにも見える。
体のあちこち捻り過ぎ!みたいな特異な造形ですね。
大阪 勝尾寺の薬師三尊も特異です。
壇像風な薬師三尊でめちゃめちゃ大陸的で可愛らしいです。
壇像が大好きな僕は一目で惚れてしまいました(笑)
こいつぁヤバイ!
勝尾寺のHPを見てみると数十年に1度の秘仏とか。。
いつの日かお会い出来ますよぉに。。。




そして妖しさと言えば地蔵菩薩系でしょう。
妖しい地蔵菩薩は大好仏ですからもう写真見てるだけでワクワク。
まず飛び込んできたのは個人蔵となっている地蔵菩薩立像。
肩から手首から脇へ流れ込むような衣紋に腰から足元へY字に流れる衣紋線の美しさ。
滋賀の永昌寺 地蔵菩薩も美しいですがこの方も負けていませんね。
お、お、お、お会いしたい。。。
きました日羅上人像!
妖しい。。妖し過ぎるぞその眼差し。
ゴツゴツ系翻波式衣紋がたまらんし大好きです。
今年もお会いできるかなぁ~
そして続々出てくる妖しい地蔵菩薩系の方々!
折り重なるように複雑な衣紋や禍紋の数々が見られる京都 神応寺の行教律師坐像や、箱根神社の今井雅之。。じゃない万巻上人坐像と初めて目にした妖しい魅入られてしまうような像がたくさん掲載されています。
あぁ~たまらんのです(笑)
図録で楽しみなのは出展された像の解説が載っていることですよね。
テーマをもって催された特別展ですからそれに沿った時代背景の考察や彫技、特徴を解説しているしそれぞれの像の特徴解説もあって非常に勉強になります。
まだ写真をペラペラとめくりながら見ただけなのでこれからじっくりと解説を読んでいきたいと思います。

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便利堂より出版された特別展図録「平安時代の彫刻」東京国立博物館編です。





平安仏と言えばまず真っ先に浮かんでくるのはこの元興寺 薬師如来像や神護寺の薬師如来像かな。
このどっしりとした体幹にゴツゴツとした木肌の連続する翻波式衣紋は正に平安仏。
写真は元興寺像ですが、やっぱイイですねぇ。
段違いの迫力!
そしてまだ見ぬ国宝仏 福島の勝常寺 薬師如来坐像。
初詣に出かけた大阪 獅子窟寺で国宝薬師如来坐像にお会いしてきましたがぜひ見比べてみたいお方です。
密に流れる衣紋の美しさは素晴らしく体のあちこちから流れ出て渦を巻きます。
脇侍の日光月光菩薩も同じく国宝で三尊がっつり見たいです。
ん~待ってろよ勝常寺!(笑)
そして室生寺の釈迦如来坐像。
これまた衣紋がスゲーや。
室生寺は3度訪れてますがまた行きたくなりますなぁ。
同じ堂内の弥勒佛もイイんですよねー。
うぅ~たまらん。。
そして興福寺の東金堂四天王像 広目天。
このデフォルメちっくな表情と大仰なポージングが正に平安四天王。
北円堂像もイイし鎌倉期の南円堂像も素晴らしいし昨年公開のあった康慶作の仮金堂像もカッコイイし興福寺は四天王の宝庫。
仮金堂の特別公開があったおかげで昨年は南円堂像、東金堂像、北円堂像、仮金堂像と全てを短期間の内に見比べることが出来た奇跡のお時間を頂けたなぁ。。
はぁ~たまらんかった。。




妖しげな魅力を発散させまくりな十一面観音菩薩。
東京国立博物館に寄託されている秋篠寺の十一面観音菩薩です。
ゴリゴリに分厚い翻波式衣紋に融念寺の地蔵菩薩像を思い起こすようなエキゾチックな妖しいお顔をされています。
ん~~~~早くお会いしたいものですねぇ。
妖しい仏は大好きです。
和歌山の慈光円福院の十一面観音も密教感バリバリで良かったなぁ。。
密教感といえば福井の羽賀寺の十一面が最強か。。。
おぉぉぉぉ。。たまらん。。
大阪 四天王寺の阿弥陀三尊の妖しさはなんでしょか?
阿弥陀如来は螺髪がなくツルッツルの頭。
なで肩で柔らかな印象を受けるが威厳がある。。妖しさからくるものか。。
んで、観音勢至のポーズ!
初めて見ました。
これも来迎姿勢なのか?!
今まさに迎えに行きますよ、救いに行きますよのポーズなのか!?
駆けているようにも見えますが踊っているようにも見える。
体のあちこち捻り過ぎ!みたいな特異な造形ですね。
大阪 勝尾寺の薬師三尊も特異です。
壇像風な薬師三尊でめちゃめちゃ大陸的で可愛らしいです。
壇像が大好きな僕は一目で惚れてしまいました(笑)
こいつぁヤバイ!
勝尾寺のHPを見てみると数十年に1度の秘仏とか。。
いつの日かお会い出来ますよぉに。。。




そして妖しさと言えば地蔵菩薩系でしょう。
妖しい地蔵菩薩は大好仏ですからもう写真見てるだけでワクワク。
まず飛び込んできたのは個人蔵となっている地蔵菩薩立像。
肩から手首から脇へ流れ込むような衣紋に腰から足元へY字に流れる衣紋線の美しさ。
滋賀の永昌寺 地蔵菩薩も美しいですがこの方も負けていませんね。
お、お、お、お会いしたい。。。
きました日羅上人像!
妖しい。。妖し過ぎるぞその眼差し。
ゴツゴツ系翻波式衣紋がたまらんし大好きです。
今年もお会いできるかなぁ~
そして続々出てくる妖しい地蔵菩薩系の方々!
折り重なるように複雑な衣紋や禍紋の数々が見られる京都 神応寺の行教律師坐像や、箱根神社の今井雅之。。じゃない万巻上人坐像と初めて目にした妖しい魅入られてしまうような像がたくさん掲載されています。
あぁ~たまらんのです(笑)
図録で楽しみなのは出展された像の解説が載っていることですよね。
テーマをもって催された特別展ですからそれに沿った時代背景の考察や彫技、特徴を解説しているしそれぞれの像の特徴解説もあって非常に勉強になります。
まだ写真をペラペラとめくりながら見ただけなのでこれからじっくりと解説を読んでいきたいと思います。

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大阪府 ・ 獅子窟寺 「初詣に国宝薬師と出会うの巻」
1月3日。
本年の初詣は大阪 獅子窟寺へ国宝の薬師如来坐像を拝みに行ってきました。
通常なら拝観には予約が必要となっておりますが正月三が日は一般公開されています。
この日を逃す訳にはいかないと初詣に行って参りました。
獅子窟寺は車で詣でることは不可で生駒山塊の普見山を徒歩で登る形で参道が続きます。
その参道が急勾配で一歩目からグッと圧力を感じます(^^;
本当にビックリする急斜面で心が折れそうになりましたが国宝の薬師如来坐像が待っていると言い聞かせながら必死でなんとか登りきり獅子窟寺へと到着しました。

まずは本堂へお参りし今年一年の健康と良き仏縁がありますようにとお願いしました(笑)
今年も素晴らしい仏像に出会えますように(>人<)

そしていよいよ国宝薬師如来坐像とご対面です。
薬師如来は収蔵庫にいらっしゃいます。
扉は開け放たれた状態で外より内部を望む形での拝観となります。
まずその大きさにビックリしました。
写真のイメージでは丈六くらいの大きさを想像していたのですが全然小さくて驚きました。
資料によると像高は92cmで榧ほ一木造り。平安初期の弘仁年間の作だそうです。


一目見てあまりの衣紋の美しさに息を飲みます。
鋭く密に彫り込まれた波の数々。
肩口から袖口へ、腹回りから足へと目まぐるしい大波小波が連続して連なる圧巻の翻波式衣紋でこれぞ国宝という素晴らしさ。
規則正しく正確無比な波の間隔は機械で計測しながら彫ったんちゃうの??と思いたくなるほどです(笑)
また衣はつま先まで包み込む状態で唐招提寺の毘盧遮那仏などに見られる古式なもので前代の影響が見られるそうな。
なるほどぉ~唐招提寺の毘盧遮那仏の足は気づかなかったなぁまた今度確認に訪れてみよーっと。
そして尊容は切れ長の大きな眼に厚い唇。
堂々とした威厳があり圧を感じます。
目の焦点は合うような合わないような、どこか怖さもあるような感じでした。
まぁやや遠く暗さもあるのではっきりくっきりとは見えていないだけかもしれませんが(^^;
印相は珍しい形で右手は施無畏印ですが薬壺(宝珠)を持つ左手が胸の前まで持ち上げてくる形で通常の薬師如来にはない形です。
滋賀県 西教寺の薬師如来坐像がそのような印相ですね。まだ見たことはないけど。。。
ただこちらの国宝 薬師如来坐像は右手首左手首が別材の後補で元は阿弥陀如来だったものを薬師如来に造り変えたのでは?との考察もあるようです。



ネットより拝借
脇侍の日光月光は中尊のインパクトが大きすぎてやや地味に見えて印象が残っていない。。。
穏やかな表情をされた方で黒くて小さいので衣紋などはあまり見えずでしたが平安初期よりは後期に近いような気がしながら見てました。
十二神将に至っては本当に小さくて最早判別不可でよくわかりませ~ん(--;
大まかなポーズはわかりますがシルエット的に確認できる程度。
収蔵庫内に入って見てみたい・・・
とてつもない急坂を苦労して登った甲斐のある素晴らしい薬師如来坐像を拝むことができ大興奮の初詣となりました。
見所は他にもたくさんあり絶景の景色、多くの巨岩群など有名な弘法大師石仏のいらっしゃる岩窟も是非見逃さないで下さい。
新年1発目の仏像拝観は素晴らしい国宝薬師如来と出会い今年1年の仏像拝観は素晴らしいものとなる事を確信して帰ってきました(笑)






ん~素晴らしい1日でした

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本年の初詣は大阪 獅子窟寺へ国宝の薬師如来坐像を拝みに行ってきました。
通常なら拝観には予約が必要となっておりますが正月三が日は一般公開されています。
この日を逃す訳にはいかないと初詣に行って参りました。
獅子窟寺は車で詣でることは不可で生駒山塊の普見山を徒歩で登る形で参道が続きます。
その参道が急勾配で一歩目からグッと圧力を感じます(^^;
本当にビックリする急斜面で心が折れそうになりましたが国宝の薬師如来坐像が待っていると言い聞かせながら必死でなんとか登りきり獅子窟寺へと到着しました。

まずは本堂へお参りし今年一年の健康と良き仏縁がありますようにとお願いしました(笑)
今年も素晴らしい仏像に出会えますように(>人<)

そしていよいよ国宝薬師如来坐像とご対面です。
薬師如来は収蔵庫にいらっしゃいます。
扉は開け放たれた状態で外より内部を望む形での拝観となります。
まずその大きさにビックリしました。
写真のイメージでは丈六くらいの大きさを想像していたのですが全然小さくて驚きました。
資料によると像高は92cmで榧ほ一木造り。平安初期の弘仁年間の作だそうです。


一目見てあまりの衣紋の美しさに息を飲みます。
鋭く密に彫り込まれた波の数々。
肩口から袖口へ、腹回りから足へと目まぐるしい大波小波が連続して連なる圧巻の翻波式衣紋でこれぞ国宝という素晴らしさ。
規則正しく正確無比な波の間隔は機械で計測しながら彫ったんちゃうの??と思いたくなるほどです(笑)
また衣はつま先まで包み込む状態で唐招提寺の毘盧遮那仏などに見られる古式なもので前代の影響が見られるそうな。
なるほどぉ~唐招提寺の毘盧遮那仏の足は気づかなかったなぁまた今度確認に訪れてみよーっと。
そして尊容は切れ長の大きな眼に厚い唇。
堂々とした威厳があり圧を感じます。
目の焦点は合うような合わないような、どこか怖さもあるような感じでした。
まぁやや遠く暗さもあるのではっきりくっきりとは見えていないだけかもしれませんが(^^;
印相は珍しい形で右手は施無畏印ですが薬壺(宝珠)を持つ左手が胸の前まで持ち上げてくる形で通常の薬師如来にはない形です。
滋賀県 西教寺の薬師如来坐像がそのような印相ですね。まだ見たことはないけど。。。
ただこちらの国宝 薬師如来坐像は右手首左手首が別材の後補で元は阿弥陀如来だったものを薬師如来に造り変えたのでは?との考察もあるようです。




脇侍の日光月光は中尊のインパクトが大きすぎてやや地味に見えて印象が残っていない。。。
穏やかな表情をされた方で黒くて小さいので衣紋などはあまり見えずでしたが平安初期よりは後期に近いような気がしながら見てました。
十二神将に至っては本当に小さくて最早判別不可でよくわかりませ~ん(--;
大まかなポーズはわかりますがシルエット的に確認できる程度。
収蔵庫内に入って見てみたい・・・
とてつもない急坂を苦労して登った甲斐のある素晴らしい薬師如来坐像を拝むことができ大興奮の初詣となりました。
見所は他にもたくさんあり絶景の景色、多くの巨岩群など有名な弘法大師石仏のいらっしゃる岩窟も是非見逃さないで下さい。
新年1発目の仏像拝観は素晴らしい国宝薬師如来と出会い今年1年の仏像拝観は素晴らしいものとなる事を確信して帰ってきました(笑)






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あけましておめでとうございます!
各寺院の秋季特別公開もおおよそ終わり、昨年末は仕事の忙しさも合わさってめっきり仏像拝観はオフシーズンとなりめっきりブログ更新も滞ってしまった12月(--;
気を取り直して新年を始めたいと思います。
あけましておめでとうございます!
昨年は仏像拝観を初めて2年目ということもあり1年目に巡ってきた奈良京都を離れ近江&若狭の仏像巡りをテーマに仏の旅を過ごしてきましたが近江は湖北へ3回、湖南へ2回、湖東へ1回と計6回(展覧会等を含めるとさらに増える!)、若狭は3回とテーマに沿った仏像拝観が出来たかなと満足しています。
そして今年は! 引き続き近江&若狭を維持しつつ初の関東進出を目論んでおります。
関東には運慶仏や慶派仏が多くあるイメージがあるので非常に楽しみです。
そんな中、昨年暮れにJTBさんより出版された「仏像ワンダーランド」
第1弾に奈良、第2弾に京都・滋賀ときてとうとう第3弾の発売となりました。
今回は鎌倉・東京!待ってましたと。
あぁ未だ見ぬ土地 鎌倉東京。
表紙を飾るのは東慶寺の水月観音。
非常に美しい方です。
鎌倉、東京の名仏美仏が目白押しで関東遠征が待ち遠しくなり居ても立ってもいられなくなってしまいます...

鎌倉・東京を初めて訪れる方にはちょうどいい感じの仏像紹介本となっているんじゃないかな?
とりあえずはこいつを片手に関東見仏の予定を立てていこうかなっと。
春か夏頃には行きたいと思います。

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気を取り直して新年を始めたいと思います。
あけましておめでとうございます!
昨年は仏像拝観を初めて2年目ということもあり1年目に巡ってきた奈良京都を離れ近江&若狭の仏像巡りをテーマに仏の旅を過ごしてきましたが近江は湖北へ3回、湖南へ2回、湖東へ1回と計6回(展覧会等を含めるとさらに増える!)、若狭は3回とテーマに沿った仏像拝観が出来たかなと満足しています。
そして今年は! 引き続き近江&若狭を維持しつつ初の関東進出を目論んでおります。
関東には運慶仏や慶派仏が多くあるイメージがあるので非常に楽しみです。
そんな中、昨年暮れにJTBさんより出版された「仏像ワンダーランド」
第1弾に奈良、第2弾に京都・滋賀ときてとうとう第3弾の発売となりました。
今回は鎌倉・東京!待ってましたと。
あぁ未だ見ぬ土地 鎌倉東京。
表紙を飾るのは東慶寺の水月観音。
非常に美しい方です。
鎌倉、東京の名仏美仏が目白押しで関東遠征が待ち遠しくなり居ても立ってもいられなくなってしまいます...








鎌倉・東京を初めて訪れる方にはちょうどいい感じの仏像紹介本となっているんじゃないかな?
とりあえずはこいつを片手に関東見仏の予定を立てていこうかなっと。
春か夏頃には行きたいと思います。

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