迦楼馬-カルマ- presents 佛旅Vol.3 枚方・島本の佛巡りダイジェストの巻き

4月15日。
この日はわたくしカルマの企画で、大阪の枚方市・島本町方面を巡る佛旅へと出かけて参りました。
朝の8時半、集合場所である三木山駅へ到着し、本日ご一緒する佛友さんと合流します。
三木山駅は京都府京田辺市と大阪府枚方市の境にあり、1ヶ寺目となる枚方市の尊延寺にほど近い駅です。(最寄りかどうかはさて置き)



ぐずつきが気になる天候ではありましたが、我が見仏号タントは一路 尊延寺(そんえんじ)を目指します。
731年に興福寺の僧・宣教大師(せんぎょうだいし)の勅願によって建立された尊延寺では、平安時代に造像された五大明王像を拝観。
訪れた際には小雨が降る中でしたが、お堂の扉は開かれており境内へと足を踏み入れた瞬間からうっすらと見えてくる五大明王像の圧に感嘆します。
不動明王立像の前後には神像的な妖しさも漂わせる地蔵菩薩像に、スマートで穏やかで無の境地のような大日如来像が。
ひっそりと主張せずにたたずむ十一面観音菩薩立像も気になります。
個々の魅力よりもお堂全体が発するオーラに、バリバリの密教空間に、僕たちは飲み込まれてゆくのでした。


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この日は各寺院さんへの拝観予約が上手くいかず行ったり来たりとなってしまい2ヶ寺目は島本町の勝幡寺(しょうばんじ)へ。
縁起によると717年に行基菩薩が開創し自作の薬師如来を安置したとあります。
ご本尊は行基菩薩が夜毎に瑞光を見て、その光りが巨大な老樹より発せらるるを知り、その老樹を伐り牛頭天皇の本地である薬師如来を刻み洞内に安置したことから地元では「洞薬師」と呼ばれています。

実際には平安後期から鎌倉初期の作と考えられているご本尊ですが、像高150.1cmの等身大の像で、Y字に流れる腿の衣紋や穏やかななで肩でゆったりとされ、お顔はやや上向き。
非常に穏やかで慈悲深い方でした。
また、この日 迎え入れて下さったご住職は拝観に訪れる我々の為に、勝幡寺縁起書や町の文化財に指定された元三大師みくじ資料一式を展示して迎え入れて下さいました。
本当に有り難いお心遣いには感謝しかありません。



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勝幡寺のすぐ近所にある宝城庵は午後の予定となっているため再び枚方市へと戻り浄念寺(じょうねんじ)へ。
浄念寺には鎌倉期となる不動明王立像がいらっしゃるという事で拝観に訪れました。
不動明王が安置される収蔵庫へと足を踏み入れてビックリ!
庫内の中心部には不動明王を囲むように柱が。
実はこの収蔵庫、元鐘楼堂の柱を覆う様に建てられています。その中心に不動明王像が安置されておりさながら結界の様。
また不動明王像以外にも時代は若けれど数多くの仏像が安置されており見どころはたくさん。
不動明王像の忿怒相でありながらもどこか哀愁を感じさせる表情や、腰周りから腿へかけての衣紋など非常に好みな方でした。


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浄念寺を後にし次の目的地、ご本尊ご開帳の総持寺へ向かう前に昼食を取ります。
枚方市から高槻市へと入りJR高槻駅の北側、芥川商店街にある鴨料理専門店「きないや」さんへ。
夜は鴨の焼き鳥を楽しめるお店ですがお昼の名物は合鴨うどんに合鴨丼。
僕は出汁が絶品だという合鴨うどんを、同行者の方々は香ばし合鴨丼を。
最近の佛旅では食にも気を配りたいと考えているのでございます。
小雨が降ったりやんだりでやや肌寒かったんですが、美味しい出汁を飲みほし汗ばむくらいに体が温まりました。
夜も必ず訪れたいなと思う美味しい鴨を堪能して総持寺へ。
食べログ「きないや」


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同行したウチの相方がどうしても訪れたいと言うので今回の佛旅に組み入れた総持寺ご本尊ご開帳。
亀の背に乗った千手観音菩薩立像は期待を大幅に上回る方でした。
織田信長の火討ちになか立ち続けたとの伝承から、「火伏せ観音」とも呼ばれる千手観音でお姿は下半身がひどく焼けたお姿でした。
しかしながら、足元に刻まれた衣紋表現は炭化した状況ながらも刻みの厚さが見て取れる見事な造形!
焼け朽ちてなおここまでの彫りを確認出来るのは驚きでした。
またお厨子の脇へいらっしゃった御前立もなかなかに見事で見応えあり。
そして両脇に建つ二天像はさらに見応えありでカッコイイ。
いや~~思いの外素晴らしかった!


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続いて向かったのは高槻しろあと歴史館。
3/14~5/17まで開催されている「人とほとけのきずな」展を拝観させて頂きました。
高槻の地に伝来した仏像・仏画を中心に、、高槻の信仰文化を紹介されており、田能自治会所蔵の大日如来像に聖観音菩薩立像、氷室自治会(しろあと歴史館寄託)の聖観音菩薩立像など素晴らしい展示となっております。
なかでも5/6までの展示となっている奈良時代~平安時代とされる慶瑞寺 菩薩坐像は素晴らしく、眉から鼻筋への凛々しさや条帛に下半身の衣の表現など非常に美しく檀像的で見飽きません。
是非ともこの方を拝する為にしろあと歴史館へ訪れていただきたいです、5/6までですよ!!
そしてその機を逃されても、逃されても訪れる価値があるのが今展示。
田能自治会の聖観音菩薩立像もすごいですよ!
観覧料は無料となっておりますので関西在住の仏像好きは絶対です!
会期中に関西を訪れる方もぜひ!


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大満足の高槻しろあと歴史館を後にし、島本町へと舞い戻り宝城庵(ほうじょうあん)へと向かいます。
「ウチに何を見に来るの?」「見に来る程のもんじゃないよ」なんて仰っていましたが、安置されるのは我々が好む非常に素朴で地方色の出た薬師如来立像です。
縦に流れる木目が尊容に見え、下げた目尻と木目のたての流れが際立ち素朴でありながら美しいお顔をされていました。
やや潰れたような鼻を持つ尊容がより地方色を感じさせてくれました。
彫りの浅い衣紋とは対照的に肩幅は思いの外広くガッシリとした印象を与えてくれます。
また、脇には時代は大きく下るものの古仏感を感じることが出来る日光月光両菩薩も素晴らしい。
大阪の島本町において平安時代後期の薬師如来立像2体(勝幡寺、宝城庵)を拝することが出来たのは非常に有意義な時間でした。
そしてこの感動に浸っていると、ご住職から更なるお言葉が。
「ウチを見に来るよりもっと見る薬師如来がいてるやろ」と。
宝城庵の線路向いの高浜に常春寺(じょうしゅんじ)があり、この高浜薬師堂には2mを超える薬師如来がお祀りされていると教えて頂きました。
もちろんのことこの日の予定にあるわけは無く、突然の情報に浮き足立ちこれは向かうしかない!と宝城庵を後にして急いで向かいました。


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宝城庵から線路を挟んだ高浜という地にある常春寺との情報のみを頼りに向かい、迷子になりながらも近隣の家々をピンポンしながら情報収集。
見つけた薬師堂は鍵がかかり薬師如来を拝することは出来ませんでした。
管理されている常春寺を見つけ出し拝観の旨お願いしましたが1/8、8/23のみのご開帳でありそれを護られているとの事でした。
お姿を拝することは出来ませんでしたが文化財指定ではない地域に守られてきた薬師如来像の存在を知ることが出来たのも価値ある情報だったと思います。
今年の8/23!是非とも訪れたいと思います。
その時は島本町付近を更に掘り下げたカルマpresents佛旅を企画する所存でございます。


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枚方市・島本町の佛旅全行程を無事に終え、向かったのはこの日の打上げ場である高槻は高知料理専門店「四万十川」。
以前より、今回の佛旅をご同行して下さった佛友である尚さんから教えて頂いていたお店で、食も酒も楽しめる店との事でした。
実は、高槻しろあと歴史館の特別展示に合わせ、更には四万十川での打ち上げを念頭に組んだ今回の企画であったので打上げが楽しみで仕方なかった僕でしたが、その高すぎる期待を裏切らない料理に焼酎にと大満足の締めくくり。
なかでも、藁で燻されたカツオのたたきは絶品で、初めて食べたんじゃないかな?ウツボのたたきも旨すぎた。
山菜の天婦羅もレアな食材で美味しいし面白い。
もちろん刺身はすこぶる美味し!!
締めに用意されたカツオのカレーは満腹感があったにもかかわらずペロリとしてしまいおかわりしたいほどの美味さ。
北摂方面を訪れる方はぜひ!高槻 四万十川で締めくくりを!
4000円ほどのお任せコースで絶品高知料理を楽しみましょう!

食べログ「四万十川」


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時おり雨に打たれながらも無事に行程を終えたカルマ’s佛旅。
これからもいろんな佛友さんを迎えて細々と企画をしていこうと考えていますので宜しくお願いいたします。
佛&食&酒。
繋がれ広がれの仏像LINKでどんどん世界を広げていこうと考えてますよ~!








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9月21日 丹波の地で出会った仏像群!ダイジェスト速報

9月21日、この日は仕事の予定が空いたので出張現場から車で1時間半ほどの兵庫県丹波へと仏像拝観に出かけてきました。
今回はその速報記事でございます。詳細は追って後日に!


向かったのはいつか訪れたいと願っていた達身寺(たつしんじ)。
以前からその欠け仏の魅力を噂に聞いていましたが、実際に拝観すると想像を超える素晴らしさで鳥肌が立ちっぱなし。

中でも奥収蔵庫に安置された、ご本尊阿弥陀三尊像のお隣に安置される薬師如来坐像は圧巻で素晴らしい。
おおよそ安置されている仏像のほとんどが”欠け仏”と呼ばれる破損仏ですが、素晴らしい仏像は朽ち方も素晴らしい。
いや、美しい朽ち方をしているから素晴らしく思うのか、うまく言葉では表せない魅力が達身寺の仏像群には溢れています。



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重要文化財12体、県指定文化財34体、市指定文化財33体という他に例を見ない数の仏像群。
その中には兜跋毘沙門天が16体という不思議。
丹波の正倉院、木彫仏像の原郷と呼ばれ、幾多の謎を秘める達身寺。
仏像好きには是非とも訪れていただきたい素晴らしいお寺でした。



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続いて向かったのは丹波篠山の大國寺。
こちらには重要文化財に指定された5体の平安仏がいらっしゃいます。

ご本尊は「一仏三身」と呼ばれる薬師如来坐像で、髻を結い上げ宝冠を身につけ、光背は二重円光背で大日如来像の尊容。
しかし定印は阿弥陀定印を結びながら掌には薬壺を乗せています。
光背、宝冠、蓮華座の全てが藤原時代の物が残っているという非常に珍しい薬師如来像でした。

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脇には、かつて二天門がありそこへ安置されていた持国天と増長天がいらっしゃいますが、こちらも素晴らしい。
非常に厳しい忿怒相で、木目が浮かび上がり迫力があります。


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大國寺を後にして、ここからはその場その場で目的地を決めて巡りましたが、仏像を拝観してきたのは石龕寺(せきがんじ)。

こちらの仁王門には鎌倉時代の慶派仏師、肥後法橋定慶の作である仁王像が安置されていました。
慶派仏らしい筋骨隆々で首の筋が物凄い。


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今回は前日に突如仕事が空いたので、慌てて丹波巡りを決めて訪れましたが、次はしっかりと予定を組んで訪れたいと思います。
各寺院の詳細は後日、順を追って更新していきます!







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仏像LINK主催!小浜の秘仏ツアーオフ会速報ダイジェストの巻き

9月13日、仏像LINK様主催の秘仏ツアーへと参加してきました。
今回の目的地は仏像の宝庫、仏ゾーンとも呼ばれる若狭地方へ!
京都駅に40名超が集合し、高浜町→小浜市→若狭町と巡り、小浜秘仏ツアーと題して楽しんできました。
この日の参加者のツイートを、共に参加された福通寺のご住職みょうこうさんがまとめて下さいました。
仏像リンク主催「小浜の秘仏ツアーオフ会」
仏像LINKツアーの楽しさが伝わる生の声となっております!



京都駅からバスで揺られることおよそ2時間。
まず到着したのは高浜町にある中山寺。
こちらにいらっしゃるのは言わずと知れた馬頭観音!
鎌倉の大仏師運慶の嫡男・湛慶の作とされる馬頭観音で、馬頭界随一のカッコ良さ!
通常は33年ごとの開帳(17年に1度中開帳)で、2年前に本開帳を迎え一般公開されましたが、今年は舞鶴若狭道全面開通記念の若狭秘仏公開に合わせてご開帳されています。
2年前にも訪れて拝観しましたが、やはり圧倒的なカッコ良さで大興奮でした。


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続けて高浜町の馬居寺へ。
こちらもご本尊は馬頭観音で平安期の造像です。
中山寺と続けて訪れることで、平安期と鎌倉期の馬頭観音像の造形の違いを楽しみながらじっくりとかぶりつくように拝観させて頂きました。
また、庫裡には鎌倉期の妙音弁財天像も祀られており、こちらも合わせて拝観。
そして庫裡内には江戸期あたりの修復によりド派手な彩色を施された状態だった頃の馬頭観音像のお姿が!
あまりのおもちゃ感というか人形感というか。。。
彩色を見事に落としてくれてありがとうと呟かずにはおれないお化粧姿でした(笑)

馬居寺・馬頭観音は通常秘仏ですが今年はご開帳の年に当たり、10/18~11/24の土日祝日にご開帳が行われます。
今回はこれに先駆けて仏像LINKツアーで扉をを開けて頂き拝観してきました。


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高浜町を後にし、小浜市へと入り昼食。
若杉末広亭さんで海鮮丼を堪能してきました。
海の近いところはやっぱり魚介が美味いですね!


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そして午後の1寺目は谷田寺へ。
こちらも通常は秘仏であり個人ではなかなか拝観が難しいお寺です。
「みほとけの里 若狭の秘仏」での公開も個人での拝観は不可で規定の団体バスツアーでのみ公開となっていますが、仏像LINKツアーでも特別に収蔵庫を開けて頂きました。
正面中央のお厨子には鎌倉期の千手観音菩薩立像が。
金箔等は施さず素地仕上げで檀像風なお姿。
目にも玉眼は嵌入されず彫眼で足元の衣紋表現も翻派式衣文を思わせるような古式を周到した造形となっていました。
また、脇には不動&毘沙門を従え、天井周りには二十八部衆までが安置されていました。
おっと凛々しいお顔の大黒天像も良かったなぁ。


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同じ小浜市谷田部にある薬師堂へ向かいます。
こちらには平安後期定朝様の薬師如来座像が。
半丈六の大きな方で穏やかでありながら堂々とされた方でした。
目が垂れ目で、優しく温厚な雰囲気を感じさせて下さり、なかなかの美仏。
脚部に関しては胴体部などの彫り口とは違う硬さが見られることから、後補ではなかろうかとの事でした。


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そしで次は今年の7月にリニューアルされた若狭歴史博物館へ。
若狭の多くの仏像が展示されていて見どころ満載。
中でも青蓮寺 聖観音菩薩立像は秀逸!
53cmの小さな像ですが足元に流れる綺麗な衣紋や肉感的な腹回りなど大好きな仏像です。
蓮花寺の阿弥陀三尊像もよかったなぁ。
そして驚いたのはレプリカ像のレベルの高さ!
言われなければ本物と思ってしまうほどでした。
初め気づかずに本物だと思ってましたよ。


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若狭歴博を後にして向かったのは加茂神社。
こちらにも秘仏の千手観音菩薩立像が。
若狭の秘仏公開が始まってからは常連の公開となっておりますが、本当に素晴らしい千手観音です。
もうバランスが素晴らしい。
平安地方仏の一級品。
腰はキュッと締まっているのに顎回り、腹回りにはたっぷりとした肉付きで衣の翻派式衣文も素晴らしかったですよ。
秘仏に戻らずに公開を続けて欲しいです!


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そしてツアーを締めくくったお寺は若狭町の諦応寺。
到着するや否や、通り雨に襲われ本堂で雨宿り。
お茶やお菓子を出して頂きごちそうになりながら雨をやり過ごす。
雨はすぐに上がり、それではと収蔵庫へ案内していただき、県指定文化財の薬師如来像を拝観しました。
平安初期の作と考えられている薬師如来立像で両の腕から垂れさがる衣には随所に渦紋が施されなかなかの見応え。
しかし何と言ってもこちらの立木佛が圧巻でした。
樹齢450年の銀杏の木に彫りこまれた十一面観音のお姿は神々しく度肝を抜かれました。



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そして最後は恒例の交流会ということで京都へと戻りみんなでしゃぶしゃぶを食べてきました。
たくさんの仏友とこの日一日の仏像巡りを振り返り、またツアー中には話せなかったお互いの話を伝えあったりと楽しい時間。
美味しいご飯と美味しいお酒と仏友と。
なんて素敵なんでしょう。
今回のツアーも最高の一日となりました。
さて、次は10月4日の三重の秘仏ツアーです!
参加される方々よろしくお願いします!


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仏像リンク主催!山形宮城仏オフツアー!ダイジェスト速報

7月12日、13日と2日間に渡って仏像リンク様主催の山形宮城仏オフツアーに参加してきました。
前回の茨城ツアー、前々回の東京・神奈川に続いて3度目の参加でしたが、今回は初の2日に渡る宿泊ツアーでした。
朝の8時40分に東京駅へ集合し、そこからバスで一路宮城県へ。

1寺目は宮城県角田市の勝楽山 高蔵寺。
こちらで拝観させて頂いたのは国の重要文化財に指定された平安後期から鎌倉期へかけての丈六阿弥陀如来坐像。
堂内いっぱいに堂々と坐された非常に厳しいお顔をされた威厳たっぷりな方でした。
また、脇には多数の破損仏が。。。
その中にはご本尊の阿弥陀様より5、60年ほど古い阿弥陀如来坐像も。
各部が破損し失われていることで寄木造りの仕組みが良く見て取れます。

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2寺目に高蔵寺のご住職にご案内いただいて小針薬師堂へ。
鎌倉中期 建長6年の年号がある薬師如来坐像が安置され、10名ほどに分かれて順番に堂内へ入り拝観させて頂きました。
ここで出会った薬師如来坐像がこの日もっとも心に来た仏様となりました。
頭の大きな地方古仏薬師如来像で非常に印象的でグッとくる圧が物凄い方でした。
周りもザワザワみんな凄い凄いと顔を見合わせてしまいましたね。

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3寺目は宮城県柴田町の大光院。
こちらでは「発汗(あせかき)如来」と呼ばれる阿弥陀如来坐像4体を拝観。
前回ツアーでも鉄仏に出会いましたが、この阿弥陀様4体も鉄仏。
元は五智如来として祀られていたそうですが、現在は1体が失われ4体でお祀りされています。
お地蔵様のように赤い頭巾に前掛けをかけられて非常に可愛らしい印象でした。

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そしてこの日最後に訪れたのは山形県山形市鮨洗の宝積院。
ずっと前から会いたかった檀像十一面観音立像でムッチムチの量感たっぷりの方で、海住山寺の十一面観音さんが太った感じ。
像高は52cmほどで小さな方でした。 ガラス越しの拝観だったんですが目の前で見れたので大満足。

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この日の拝観は以上となり宿泊するホテルへと向かい夜は親睦会へとなだれ込みます。
拝観中にはあまりお話しできなかった方ともいろんな話をたくさんすることが出来ましたし、めっちゃ有意義な時間を過ごしました。
次の日の朝は少し二日酔い気味でしたが(^^;



2日目は早朝拝観の為、早起きして慈恩寺へ向かいます。
今ツアーのメインイベントで仏像が目白押しで、しかも物凄い仏像だらけ。
ご本尊の弥勒菩薩を釈迦如来、地蔵菩薩、不動明王、降三世明王が取り囲む空間は異質で物凄いオーラでした。
他にも非常に美しく儚い欠け仏、菩薩坐像は心を締め付けられるような美しさで、守ってもらう側の僕の方が守ってあげたいと思ってしまう儚さを感じました。
十二神将像の筋骨隆々の躍動感は今まで見た十二神将の中でも1番かもしれない。
もう書き綺麗ほどの仏像がいらっしゃいました。

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次に訪れたのは山形県寒河江市平塩の熊野神社と平塩寺。
この二つは並んで立っているので、2班に分かれて交互に見る形。
熊野神社には大きな十王坐像が2体いらっしゃいました。
威圧的な表情にも見える力強いお顔で迫力満点。
夫婦の神像かもしれないとの説もあるそうで、なかなかに妖しい雰囲気に包まれる空間でした。

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平塩寺では阿弥陀三尊像を拝観。
慈悲深く美しい三尊像でした。
特に勢至菩薩像のお顔は本当に尊い美しさでウットリしてしまいます。
鎌倉以降のお像だと思ういますが、優美で本当に静かに綺麗な方々でした。

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そして山形市釈迦堂の法来寺では清凉寺式釈迦如来立像を。
閉じられたお厨子が開く瞬間はまるで記者会見の様な状態。
表れた釈迦如来像は素晴らしい造形美で、衣文線の美しさは暗がりの中で遠目に見てもはっきりと分かる美しさ。
お顔も凛々しくてやっぱり清凉寺式釈迦、手が大きい。
お厨子も立派で素晴らしく、薄明かりの中に浮かび上がる釈迦如来の美しさは本当に素晴らしかった。

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山形最後のお寺は松尾山観音。
このツアーで最も鳥肌が立った瞬間が訪れます。
こちらも法来寺さんと同じで訪れた際はお厨子が閉じられており、ご住職の手によって扉が開かれます。
表れたのは3mを超える2体の観音像。
手先を失われていたり、お腹に大きな傷があったり、足元は割れて朽ちていたりと痛々しいお姿ではあるのですが、
神木的な神々しさと大切に拝まれてきた信仰心の塊がそのまま仏の姿になったような圧倒的に心に訴えかけてくる観音像でした。

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最後は宮城県へ戻ってきての仙台市博物館。
7月4日から催されている「室生寺展」へ行ってきました。
東日本大震災復興祈念特別展と銘打たれた展覧会で、その復興を祈念したものであるが、
室生寺は1998年に台風により五重塔が大きな被害を受けました。
全国からの篤い支援によりわずか2年で復元された五重塔。自然災害により大きなダメージを受けても人々の温かい支援があれば、やがては必ず立ち直ることが出来る。そのことを身を持って体験された室生寺からの東北への恩返し、復興支援がこの室生寺展です。
室生寺に安置されるおおよそほとんどの仏像が出展されるという展覧会で、室生寺ではお堂が空の状態にまでなっています。
そこまでしても東北の復興を願った室生寺の心がいっぱいに詰まった展覧会でした。
「室生寺展」に関しましては詳細を近々UPする予定です。

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大まかに今回のツアーを振り返って見ましたが、思い出すだけでもボーっとしてしまい心ここにあらず状態になってしまう素晴らしいツアーでした。
記事を書いてるうちも思い出して目頭が熱くなってくるような、感動が蘇って仕方ありません。
各寺院さんの詳細は後日、少しずつ更新していきたいと思いますので宜しくお願いします。

主催して下さったよっくん、参加されました仏友の方々、今ツアーの為にお堂を開いて下さった寺社関係者様、本当にありがとうございました。

当日の参加者様によるTwitterの纏めがありますので、そちらをご確認いただくとより一層このツアーの詳細や興奮が感じれるのではと思います。
まとめて下さったカレー大好きフクさんありがとうございます、お疲れ様でした。

山形宮城仏オフ まとめ(仏像リンク主催)







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仏像リンク!茨城仏オフ秘仏ツアーの巻き

6月28日の土曜日、行ってきました仏像リンクの秘仏ツアーへ!
前回の4月19日・東京神奈川のツアーに初めて参加させて頂いてからの2回目!
今回も素晴らしい仏像を巡ってきました。
詳細は追ってアップしていきますがとりあえずは速報を!

どんよりとした曇り空の中、始まりました茨城仏オフ秘仏ツアー。
今回はバスツアーとなっており集合場所には「仏像リンク様」との札を掲げたバスが!素晴らしい。

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まずは向かいました1寺目。
今回のメイン仏となる雨引観音こと楽法寺!
八臂の観音立像で不空羂索観音とも考えられているという秘仏とご縁を頂きました。
腰が細くて細くて!お厨子内にいらっしゃるため正面からのお姿しか分かりませんが、横から見ると体幹は薄い方なのでは?!いやいや八臂の腕を有するのだから相応の太さがあるのでは?!なんて意見が飛び交っておりました。
仏像好きが集まって巡るのはこれがあるから面白いし素晴らしい!
いろんな意見や情報、知識があちこちで飛び交っていますw

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2寺目は妙法寺。
驚きの即身仏が!
地を這うがごとくに身を屈め大きく口を開けた舜義上人の即身仏が祀られていました。
いや~度肝抜かれますね。
向かう間のバス内でも、見れるの?即身仏見れるの?とみんな鼻息が荒いw
須弥壇には薬師如来の様に見える釈迦と伝わり現在阿弥陀様という時代の移り変わりを経てこられた如来坐像を中尊に脇侍に観音菩薩、伝虚空蔵菩薩を従えて三尊形式でいらっしゃいました。
ご本尊にお参りして。。。と思っていたらご本尊は阿弥陀三尊の後ろ、うっすらと影だけが見える地蔵菩薩立像でした。
ん~凄い配置だ。

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舜義上人が即身仏となるために入った棺?の阿弥陀像


3寺目は弥勒教会。
伝運慶と伝わる弥勒仏で衣の表現が非常に素晴らしく流れる流れる。
また、正面から見る瞳は凛々しく力強いんですが側面から拝むお顔の慈悲深い事。
優しい優しい本当に優しい目をされていてうっとりとしてしまいました。
力強さと慈悲深さを持った本当にグっとくる弥勒仏でした。
弥勒菩薩はあっても、弥勒如来の立像って初めて見たかも?

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3ヶ寺を巡ってやっとのお昼は2時頃。
おなかペコペコで向かったのはそば処とき。
そば粉の香り舌触りが素晴らしくて美味しかったなぁ~
あれだけお腹減ってたらなんでも美味いという声も。。。

お昼を経て向かった4寺目は来迎院。
教育委員会の方が同行して下さり説明を頂きます。
非常にサーファーチックで教育委員会という肩書きとのギャップにみんな口が開くw
しかし説明は非常にわかりやすくて簡潔。
しかも話を聞けばmixi仏像コミュの会員であるとか!なんて素晴らしいんだ!
で、仏像ですが、茨城県指定文化財の阿弥陀如来坐像を拝観させて頂きました。
頭部の非常に大きな方で下方より仰ぎ見るような環境を想定されて造像されたのでしょうとの事。
頭の大きな、失礼ながらも可愛いなぁとの印象を受けた阿弥陀様でした。
地方佛に会いに来た感があふれる大好きな阿弥陀様でした。

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続けて教育委員会の方に案内いただいて5寺目、常陸太田市の鉄造阿弥陀如来立像。
僕にとって今日一となる阿弥陀様です。
お写真はおろか触れることを許されたのです。
触れてもいいとのお言葉を頂いてみんなが触れたのはやはり御手。
僕も触れさせて頂きましたが、衆生の恐れを取り除いて下さる印相、衆生の願いをかなえて下さる印相。
その印に直接触れる機会が訪れようとは夢にも思わず、そっと触れさせて頂いた印から伝わる、気のせいでしょうが温かさを感じめちゃめちゃ心が震えました。

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本日最後に訪れたのは菊蓮寺。
大きな千手観音立像に驚きの声を。
階段を上り、見えてきた収蔵庫の扉は開かれており。。。目に飛び込んでくる千手観音の大きさ素晴らしさは圧巻!
うっわぁ~~と声出してしまいました。
ご住職からお聞きした、目の見えない子供が描いた母親の絵の話に涙腺が緩む。。。
その後、本堂へ上がらせて頂き木魚をポクポクポク。。。
楽しい。。。めっちゃ楽しい。。。w

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秘仏めぐりを終え、集合場所の池袋へ戻って解散。
その後、カレーのお店BUDDHAへと連れて行っていただき、本当においしいカレーを頂き大満足。
今回のツアーでも各地から集まった仏友の方々と近くなり、どんどん仲良くなれたことがやっぱり一番の縁。
このご縁を頂くための秘仏ツアーでもあるわけで主催者様には感謝しかありません。

次の秘仏ツアーは2週間後の山形ツアー。
もちろん参加させて頂きますし、当ブログでも速報、そしてTwitterでもリアルタイム速報していきます!

主催者様はじめ参加された皆様、秘仏ツアーにご協力頂いた寺院、教育委員会の方々、本当にありがとうございました!





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プロフィール

迦楼馬-カルマ-

Author:迦楼馬-カルマ-
仏像の美しさに感動して以来、ひたすらに仏像拝観に明け暮れる三十路街道を走る男の拝観日記。
仏像拝観歴は非常に浅いので間違いも多々あり!日々精進でございます。
僕自身が見て感じた仏像観を記していますので美術史的、仏教学的に誤っていることが多々あると思ので、その時はご教授ください。



訪れた寺社の全てを記事にするととても追いつかないので佛旅速報でまかない本編記事はピックアップという形になっていきます。

リアルタイムな仏像拝観速報はTwitterにて!
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